アストロズに痛手 救援右腕・プレスリーが4~6週間離脱へ

日本時間8月23日、今季初めてオールスター・ゲームに選出されたセットアップ右腕、ライアン・プレスリーが右膝の手術により、4~6週間にわたって戦列を離れる見込みであることを発表した。手術は日本時間8月24日にヒューストンで行われる予定だという。プレスリーの戦線離脱は今季2度目であり、リーグ最高勝率の座をヤンキースと争うアストロズにとって、小さくないダメージとなりそうだ。

アストロズのA.J.ヒンチ監督は「オールスター級のリリーバーを失ったのだから、我々のチームやブルペンにとって大きな打撃だよ」と素直な心情を吐露した。しかし、その一方で「でも、本音を言うと、解決策が見つかって良かったよ。ここ数週間、プレスリーは(右膝の不調の影響もあって)良いときと悪いときがはっきりしていたからね」とも語り、不安定なパフォーマンスの原因が明確になったことに対して安堵の様子も見せた。

プレスリーは、日本時間7月31日から8月9日にかけて、10日間にわたって戦列を離れており、故障者リスト入りは今季2度目。ここまで51試合に登板して50回1/3を投げ、防御率2.50、65奪三振、WHIP0.93と見事な活躍を見せていたが、戦列復帰後3度目の登板となった日本時間8月15日のホワイトソックス戦では、決勝の満塁弾を浴び、敗戦投手となっていた。

クローザーのロベルト・オスーナに繋ぐセットアップ役を担っていたプレスリーの離脱により、アストロズは今季ここまで54試合に登板して防御率1.69をマークしているウィル・ハリスを8回に起用するケースが増えるだろう。ヒンチはイニングに関わらず、ハリスをピンチの火消し役として起用することを好んでいたが、その起用法に多少の影響がありそうだ。

手術後の回復が順調であれば、プレスリーはレギュラーシーズン終了までに戦列復帰を果たせる可能性がある。また、遅くとも、10月のポストシーズンの戦いには加わることができるだろう。プレスリー不在の間、他の投手たちの奮起が期待されるところだ。

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