オリオールズがシーズン被本塁打の歴代ワースト記録を樹立

日本時間8月23日、レイズに2対5で敗れたオリオールズは、今季チーム259本目と260本目の本塁打を献上した。オリオールズは前日の試合ですでに、2016年レッズがマークしたシーズン被本塁打の歴代ワースト記録(258本)に並んでいたが、この記録をあっさり更新。まだ8月下旬であり、前代未聞の300本突破まで記録が伸びる可能性もありそうだ。

前日の試合でアーロン・ブルックスがウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)に一発を浴び、2016年レッズの記録に並んだオリオールズ。この日のレイズ戦では、先発のアッシャー・ウォジャハウスキーが3回にオースティン・メドウズ、5回にウィリー・アダメスに一発を浴び、記録を260本まで伸ばした。

オリオールズは、2017年に242本のアーチを浴びており、これはメジャー歴代ワースト4位タイの数字。260本で歴代ワーストとなった今季のオリオールズに続くのは、2016年レッズの258本と2017年レッズの248本であり、今季はオリオールズ以外にも、マリナーズ、エンゼルス、ヤンキース、フィリーズが従来の記録である258本を超えるペースで本塁打を献上している。また、歴代ワースト5のすべて、歴代ワースト13のうち7つが直近4年間のうちに記録されたものである。

メジャーリーグでは、日本時間8月22日終了時点で5357本のアーチが生まれているが、これはすでに歴代9位にランクインする数字であり、2017年に生まれた歴代最多記録(6105本)を軽く更新するペースとなっている。3~4月の1144本塁打、5月の1135本塁打、6月の1142本塁打、7月の1057本塁打はいずれも歴代最多記録を更新した。

オリオールズのブランドン・ハイド監督は「ホームランを259本打たれようと、330本打たれようと、大した問題ではないし、私は特に気にしないよ。本塁打は増加傾向にあるからね」とコメント。ただし、「投手陣には出来る限りバレルの打球を回避して、ボールを球場内にキープするための努力をしてほしい」と注文をつけるのを忘れなかった。

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