イ・ボミのショット復活を裏付ける1コマ 連覇時の“エースパター”も背中を後押し

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懐かしのパターも好発進を後押し 笑顔も覗かせた(撮影:上山敬太)

<CAT Ladies 初日◇23日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6704ヤード・パー73>

2016、17年大会で連覇を達成しているイ・ボミ(韓国)が、4バーディ・2ボギーの「71」でラウンド。好相性大会の初日に、首位と3打差の4位タイにつけた。

直近2試合は予選落ちながら、その前には3試合連続でトップ10入りを果たすなど復調の兆しが見えるボミ。この日のラウンドでも、ショット面で「良くなったかな」と自らが実感できる場面が生まれた。それがバーディを奪った14番でのプレーだ。

ここでのティショットをフェアウェイに置き、セカンド地点に向かってみると、同組だった比嘉真美子のボールとボミのものが“くっついている状態”で並んでいた。競技員に確認し、先にセカンドショットを打つと、これを4mにつけてバーディ。スコアを伸ばしたこと以上に「うれしかった」と表情を明るくしたのが、昨年のドライビングディスタンス3位、今年も7位に位置する“飛ばし屋”比嘉と同じくらい飛んでいるという事実だった。「2人(同組の比嘉、穴井詩)とも飛ばす選手で、常に先に打つと思っていたんですが、(ボールが)近かった」。この日はドライビングディスタンスで247.50ヤードをマーク。ショット復活への自信を深める1日となった。

ショットへの手ごたえは、こんな部分にもあらわれている。それがパター。今週から、かつてのエースパターで、今大会を連覇した時にも使用していたオデッセイの『ホワイトライズiX #1SH』に戻した。「去年(試合で)使っていたかも分からないくらい久しぶり」という“元相棒”だが、これほどまで長く封印していたのは「これまでショットが悪かったので、その時にパターまで替えると不安が増えると思ったので、替えることができませんでした」というのが理由にあった。

裏を返せば、このパターを再投入したというのは、ショットにメドがたったという何よりの証拠。パット数は「30」だったものの、「グリーンのスピードが合ってきました。いつもこのコースはショットに集中できるし、ロケーションも好きです」と、気持ちよくラウンドに臨めている。17年の優勝時も“復活優勝”という見出しが躍ったが、その時以上の苦しみを乗り越え、3度目となる箱根での勝利を味わいたい。(文・間宮輝憲)