旧吹屋小保存修理が2年遅延 設計変更などで21年度末完了へ

©株式会社山陽新聞社

保存修理の進む旧吹屋小校舎

 高梁市教委は23日、2019年度末完了予定だった岡山県重要文化財の旧吹屋小(同市成羽町吹屋)の解体保存修理事業が2年間遅れるとの見通しを示した。設計変更や追加工事が生じたことなどが理由。

 市教委によると、解体で新たな柱構造が見つかり、耐震補強の設計変更に時間を要した上、部材に想定以上の腐朽が生じていたことが判明。西日本豪雨の影響で、文化財専門の大工の確保も難しくなったという。

 工期は15~19年度の5年間だったが、21年度末までに延長。事業費(8億8800万円)も6200万円増額となる見通し。

 同事業は木造2階の本館(1909年築)と同平屋の東西校舎(いずれも1900年築)の延べ1265平方メートルを解体し、保存修理を行う。現在の進捗(しんちょく)率は約70%。吹屋小は閉校になる2012年まで県内最古の現役木造校舎として使われた。