久保も続け!マジョルカから「世界的クラブ」へ旅立ったスター選手5名

先日、日本代表MF久保建英がレアル・マドリーからマジョルカへと期限付き移籍することが決まった。

バレアレス諸島の州都パルマ・デ・マジョルカに本拠地を置く赤と黒のクラブは、これまで多くの選手をビッグクラブに送り出したチームでもある。

この地中海の出口に位置するクラブでプレーし、そして世界的なビッグクラブに移籍していった選手とは?

ローレン・エタメ・マイヤー

所属:1998~2000年

赤道ギニアから亡命した両親の下カメルーンで生まれたローレン。ウトレラというクラブでプロデビューし、セビージャ・アトレティコ、レバンテを経てマジョルカへと加入した。

マジョルカでは中盤を務め、1999年のカップウィナーズカップでは決勝戦に進出。その活躍が認められてアーセナルへと移籍した。ヴェンゲル監督の下では攻撃的な右サイドバックとして長い間存在感を示した。

サミュエル・エトー

所属:2000~2004年

レアル・マドリーの下部組織で育成されたものの、外国人枠の問題でなかなかプレーすることができずローン生活を送り、2000年に貸し出されたマジョルカに完全移籍してから大ブレイクを果たした。

2004年には古巣最大のライバルであるバルセロナへと引き抜かれ、ロナウジーニョやリュドヴィク・ジュリ、のちにリオネル・メッシらとともに強力な3トップを形成している。

ミゲル・アンヘル・ナダル

所属:1986~1991、1999~2005年

90年代のスペイン代表で重要な存在となった質実剛健のミッドフィルダー兼センターバック。マジョルカには20歳で加入し、若くして安定した選手として長く活躍を見せた。

そして1991年にはバルセロナへと移籍。様々なポジションで起用され通算268試合に出場するなど主力として活躍し、後に古巣マジョルカへと復帰している。テニス選手ラファエル・ナダルの叔父としても知られる。

イバン・カンポ

所属:1997~1998年

独特の風貌でカルト的な人気を誇ったイバン・カンポ。アラベスでプロデビューし、その後バレンシア、バジャドリーを経てマジョルカに加入した。

センターバックで活躍しマジョルカを上位に引き上げたあと、レアル・マドリーへとステップアップ。5シーズンに渡って所属し、60試合に出場している。その後プレミアリーグのボルトンで中盤にコンバートされた。

マルコ・アセンシオ

所属:2006~2015年

マジョルカの下部組織で育成された生え抜き選手であったマルコ・アセンシオ。幼少期から非常に期待され、17歳でプロデビューを果たしている。そしてその1年後にはレアル・マドリーと契約し、1シーズン期限付き移籍で残留したあとに退団した。

エスパニョールでの修業を経て2016年からレアル・マドリーの主力としてプレーしてきたが、今季はプレシーズンマッチで前十字靭帯断裂の大怪我を負っている。

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