古代を伝える丘に幻想の光 4千個の灯籠が彩る 下野

©株式会社下野新聞社

無数のろうそくの明かりで照らされた会場=23日午後6時40分、下野市国分寺

 下野市国分寺の天平の丘公園を4千個の灯籠の明かりで彩る「しもつけ燈桜会(とうおうえ)」が23日夕、3日間の日程で開幕。古代からの歴史を伝える公園は、幻想的なろうそくの光に包まれた。

 燈桜会は、約1300年前の奈良時代の下野国分寺で行われた「悔過会(けかえ)」という明かりをともす行事をイメージした夜祭り。同市と下野市観光協会が主催し、今年初めて開催した。

 4千個の灯籠は古民家カフェの南側や前方後円墳を模した国見山の麓など、四つのエリアに配置した。灯籠は難燃性の樹脂で、高さ20センチほどのカップ型。午後6時半に市民ボランティアらが、次々とろうそくに灯をともしていくと、広大な公園が柔らかな光に包まれた。

 光の中を散策した同市小金井1丁目加藤芳江(かとうよしえ)さん(80)は「幻想的でとても素晴らしかった。かすかに揺らぐろうそくの灯が世の中の安寧を願っているようでした」と感激した様子だった。