ブレーブス・アクーニャJr. 22歳未満史上2人目の「30-30」達成

日本時間8月24日、今季すでに36本塁打を放っているロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が敵地シティ・フィールドでのメッツ戦で今季30個目の盗塁に成功し、球団史上4人目の「30-30」を達成した。アクーニャJr.は現在21歳だが、22歳未満での達成は2012年のマイク・トラウト(エンゼルス:30本塁打・49盗塁)に次いで史上2人目の快挙である。

アクーニャJr.は、今季の目標として「30-30」の達成と100打点を掲げていたが、宣言通りに「30-30」を達成。今季ここまで88打点をマークしており、100打点も射程圏内に捉えている。

過去、ブレーブスの選手で「30-30」を達成したのは1963年のハンク・アーロン、1983年のデール・マーフィー、1990年と1991年のロン・ガントの3人だけ。アクーニャJr.は、球団史上4人目かつ5度目の快挙を成し遂げたことになる。また、チームの130試合目での達成となったが、これは1991年のガント(149試合目で達成)を上回り球団史上最速。なお、メジャーリーグ全体での最速記録は、1987年のエリック・デービス(レッズ)による105試合となっている。

ブレーブスは、今季まだ32試合を残しており、アクーニャJr.は史上5人目の「40-40」を目指すことになる。現在は44本塁打・37盗塁ペースであり、1988年のホゼ・カンセコ、1996年のバリー・ボンズ、1998年のアレックス・ロドリゲス、2006年のアルフォンゾ・ソリアーノに次ぐ快挙を成し遂げるためには、盗塁のペースを上げることが必要だ。後半戦最初の28試合で15盗塁を記録したアクーニャJr.だが、その後の11試合で2盗塁とペースを落としているのが気になるところだ。

同僚のアデイニー・エチャバリアは、アクーニャJr.のことを「彼は信じれないくらいに素晴らしい野球選手だよ」と絶賛する。昨季のナ・リーグ新人王がメジャー2年目で「40-40」の快挙を達成するか注目だ。

© MLB Advanced Media, LP.