急行九十九島号が1日限定「復活」 旧松浦線など走行

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1日限りで「復活」した急行九十九島号=JR佐世保駅

 JR九州長崎支社は24日、国鉄時代に旧松浦線(現在の松浦鉄道西九州線)を経由し長崎-博多で運行していた急行九十九島号を1日限りで復活させ、ツアーとして当時のルートの一部区間で走らせた。各駅では鉄道ファンらが待ち構え、写真を撮るなどして懐かしんだ。
 急行九十九島号は、1962年に運行開始。68年に急行「平戸」と改称した。ツアーは改元にちなみ、昔を懐かしんでもらおうと実施し、朱色とクリーム色の「国鉄色」車両を使用。当時のデザインを再現したヘッドマークを装着し、2両編成で走らせた。
 ツアーには関東や関西など県内外から86人が参加。長崎駅を出発し、途中、松浦鉄道(MR)の路線にも乗り入れ、終点の肥前山口駅へと向かった。佐世保駅ではカメラを手にした鉄道ファンらがホームで出迎え、特別な列車を写真に収めていた。
 復活した列車を見るため、佐世保駅を一家で訪れた平戸市田平町の公務員、廣井悦子さん(39)は「国鉄に乗って平戸から佐世保に来た時のわくわくした気持ちを思い出した。タイムスリップしたようで懐かしく、感慨深い」と語った。