ゴール死守 ドロー シュート17本はね返す 大分トリニータ【大分県】

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【大分―広島】後半、広島の猛攻を防ぐ大分の選手ら=広島市のエディオンスタジアム広島

(2)Eスタ(分1分1敗)(観衆15,420人)

大分(35) 0-0 広島(40)

 明治安田J1第24節最終日(24日・札幌ドームほか=6試合)首位FC東京は札幌と1―1で引き分けた。勝ち点は2位鹿島と4差の49。横浜Mは名古屋に5―1で大勝。連敗を3で止め、勝ち点42で3位に上がった。

 川崎は清水と2―2で引き分け、4位に後退。フベロ新監督が就任した最下位の磐田はC大阪に敗れ、広島―大分、仙台―湘南は引き分けた。

 大分の次の試合はリーグ第25節の31日午後7時から、長野県のサンプロアルウィンで松本と対戦する。

 大分は耐えに耐えて引き分けに持ち込んだ。後半、攻め込まれてしのぐ時間帯が続いたが、最後まで集中を切らさずに守り切った。5試合ぶりの白星とはならなかったものの、好調広島から価値ある勝ち点1をつかみ取った。

 広島から17本ものシュートを浴びながら、無失点でしのぎきった。前半からピンチは多かったが、特に苦しかったのは後半。相手の外国人FWにボールを収められて、攻撃を展開され、いつ失点してもおかしくない場面の連続だった。

 それでも、GK高木駿を中心に体を張って最後までゴールを死守した。再三の好セーブでチームを救った高木は「とにかく無失点に抑える気持ちだった。集中できていた」と振り返った。

 攻撃では広島の堅い守りに手を焼き、90分間通じてシュート数は3本のみ。チャンスらしいシーンはほとんどなかっただけに、堅守が勝ち点を呼び込んだといえる。「最近は失点が続いていた。この試合は白星を重ねていたときのように、全員が集中して体を張ることができていた」と高木。7試合ぶりの無失点がチームにとっても自信になった。

 次節はJ2降格圏17位の松本に乗り込む。第2節のホーム戦で敗れているだけに、J1残留を果たすためには決して負けられない相手だ。「松本はとことん嫌なことをやってくる。90分間通して自分たちが試合をコントロールしたい」。勝利のためには得点が不可欠だ。5試合勝ちなしで苦境に立たされているが、ここで力を発揮できるか。真価が問われる。

【大分0―0広島評】

 再三のピンチをしのぎ、敵地で貴重な勝ち点1をつかんだ。

 前半、大分は相手の堅い守りに苦しみ、好機をつくれず0―0で折り返した。

 後半は相手のカウンターなどを受けてシュートを浴びたが、体を張って何とかしのいだ。終了間際の相手の決定機はGK高木の好守で得点を許さなかった。

○集中切らさなかった 大分トリニータ・片野坂知宏監督の話 敵地ながらたくさんのサポーターが来てくれて力になった。われわれは耐える展開になったが、90分間、選手が集中を切らさず戦ってくれたおかげで引き分けて、勝ち点1を取ることができた。

○選手コメント FW嶋田慎太郎

 守備陣が無失点に抑えてくれたので1点取りたかった。次も敵地だが、自分たちのサッカーをぶれずにやりたい。