木村祐一が“殉職”でクランクアップ「暑さにやられる前にひと足先に」

日本テレビ系連続ドラマ「ボイス 110緊急指令室」(土曜午後10:00)に刑事の沖原隆志役で出演する木村祐一が、劇中で“殉職”し、クランクアップを迎えた。木村は「夏の撮影ではありましたが、“冷夏”のお陰で暑さにやられずに乗り切ることができました。最近ようやく暑くなってきたな、大変だなと思ったら“殉職”してしまいまして…。暑さにやられる前に皆さんよりひと足先にクランクアップさせていただきました」と冗談交じりに撮了の心境を語った。

ドラマは110番通報から「10分で検挙」を使命とする緊急指令室のECUを舞台に、殺された妻の復讐に燃える刑事の樋口彰吾(唐沢寿明)が、どんな微かな音も聞き逃さないボイスプロファイラー(声紋分析官)の橘ひかり(真木よう子)の指示の下、声だけを手掛かりに迫りくる凶悪犯罪者から被害者を救い出すストーリー。

8月17日放送の第6話では、沖原が正体不明の男に脅されて、捜査妨害など“裏切り行為”をしていたことを認め、自ら犯人に迫ったところで殺されてしまうという衝撃の展開が描かれた。8月31日放送の第7話では、ひかりが沖原の変わり果てた姿を発見し、樋口とひかりが一連の事件の残忍な手口から真犯人は他にいると気づき始める。

裏切り、そして殉職という壮絶な役柄を演じ切った木村は「いろんな葛藤を抱える役ではありましたが、そういう役だったからこそ集中して演じ切ることができました」と手応えをにじませ、「主演の唐沢さんとはプライベートの交流はあったのですが、現場でご一緒させていただくのは初めてで、すごくいい経験でしたし、前室では車の話などプライベートなお話もできてとても楽しかったです。真木さんは初めてだったのですが、抱いていたイメージとは全然違った、本当に気さくで面白い方で、ぜひこの『本当の真木よう子』を世間の人に知ってもらいたい!と思っています」と共演者との別れが名残惜しい様子。「僕は殉職してしまいましたが、“チーム強行班”は生き続けます。引き続き彼らの活躍をお楽しみにしていただければと思います」と最後までドラマをアピールしていた。

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