「いだてん」1964年東京オリンピック編に浅野忠信、徳井義実、安藤サクラが出演

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜午後8:00)の新たな出演者が発表され、浅野忠信、徳井義実、安藤サクラが出演することが決まった。浅野は初のオリンピック担当大臣・川島正次郎役、徳井は“鬼の大松”と呼ばれた1964年東京オリンピックの女子バレーボール日本代表監督・大松博文役、安藤は“東洋の魔女”の異名で知られる女子バレーボール日本代表チームの主将・河西昌枝役を演じる。3人は10月27日放送の第41回から登場する。

ドラマは宮藤官九郎氏の脚本で、“日本で初めてオリンピックに参加した男”金栗四三(中村勘九郎)と“日本にオリンピックを呼んだ男”田畑政治(阿部サダヲ)の2人を軸に、半世紀にわたる日本人のオリンピックの歴史を描くもの。10月20日放送の第40回から1964年東京オリンピック編に突入する。

浅野が演じる川島は政界の“寝業師”と呼ばれたナンバー2でいることを好む大物政治家で、田畑と対立し、田畑失脚の引き金となる役どころ。浅野は「田畑とは違う視点で『オリンピック』を見ている男です。ナンバー2という生き方や、粋でしたたかな二面性も魅力的で、自分に向いている役だと思っています。宮藤官九郎さんとは映画で共演したり、バンド活動でも“対バン”したりしていますが、そうしたなかで僕という俳優のことを理解してくださったとありがたく感じています」と意気込みをアピール。

また、“鬼の大松”こと大松監督を演じる徳井は「中学・高校とバレーボールをやっていたので“鬼の大松”のことは知っていました。『そんな怖いイメージ、俺にはないし…』と一瞬ひるみましたが、大松監督を演じられるのはすごく光栄なことだと感謝しています。あの日のバレーボール少年に『お前は将来、大松監督をやるんやぞ!』って言ってあげたいです」と憧れの役柄に大興奮の様子。

その大松と強い師弟の絆で結ばれる“東洋の魔女”主将・河西役の安藤も「ドラマも終盤でまさか呼んでいただけるなんて思ってもいなかったので、とってもうれしいです。宮藤官九郎さんの脚本を読んでいると『この中に入ってみたい!』と、うきうきしてきます。セリフは多くないのですが、現場に行くとその一言に込められている熱量に驚かされ、東洋の魔女のすさまじい覚悟を感じながら撮影しています。バレーボールができて、『いだてん』に出られて、大河ドラマに出られて、ものすごく楽しいです」と出演の喜びを爆発させている。

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