例年と違って西日本中心の秋雨前線

一般に、秋雨前線による大雨は、西日本より東日本で多く発生します。西日本で多く降る梅雨前線による大雨とは逆になります。
しかし、令和元年の秋雨前線は西日本中心です。
秋雨前線が停滞している九州や四国では曇りや雨となり、九州南部では雷を伴って激しく降る所もある見込みですが、秋雨前線が南下している東日本では晴れ又は曇りとなっています。
各地の10日間予報を見ると、秋雨前線が停滞している西日本では、連日雨で、時折、雷を伴って強く降る予報です。
西日本では、例年以上の秋雨に警戒が必要です。
フィリピンの東海上で熱帯低気圧が発生すると予想されていますが、その動向にも注意です。

気象予報士・饒村 曜

画像について:図 各地の10日間予報

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