鈴鹿10時間がいよいよスタート。序盤は2台のBMWにアウディ、グッドスマイルが続く

 2019第48回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』は8月25日、10時に長い決勝レースの火ぶたが切って落とされた。序盤はポールポジションからスタートしたBMWチーム・シュニッツァーの42号車BMW M6 GT3がリード。ワーケンホルスト・モータースポーツの34号車が続き、BMW勢がワン・ツー。アウディスポーツ・チームWRTの25号車アウディR8 LMS、メルセデスAMG・チーム・グッドスマイルの00号車が続いている。

 朝からグングン気温が上昇するなか、いよいよ10時にスタートを迎えたBHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース。序盤はポールポジションからスタートしたマルティン・トムチェク駆るシュニッツァーの42号車BMW M6 GT3がリードを築き、ニッキー・キャツバーグ駆るワーケンホルストの34号車が続く展開。3番手には、スタートでひとつ順位を落としたケルビン・バン・デル・リンデ駆る25号車アウディが続いた。

 この3台のトップ争いには、ベントレー・チームMスポーツの107号車ベントレー・コンチネンタルGT3、そして片岡龍也がスタートを担当したグッドスマイルの00号車メルセデスAMG GT3がひとつポジションを上げて5番手に続いた。1回目のルーティンピットストップでグッドスマイルは片岡から谷口信輝に交代するが、このタイミングでベントレーをかわし4番手に浮上している。

 日本勢では、グッドスマイルにかわされたカーガイ・レーシングの777号車フェラーリは序盤6番手を走っていたが、1回目のルーティン後10番手に。千代勝正/ジョシュ・バードン/松田次生組KCMGの35号車ニッサンGT-RニスモGT3は、僚友の018号車と順位を争いながら13番手につけている。その他にも、日本勢は2018年のレースに比べピレリタイヤの研究も進み、海外勢に対して勝負を挑めている印象だ。

 今回注目の存在であるミカ・ハッキネンがドライブするプラネックス・スマカメ・レーシングの11号車マクラーレン720S GT3は、スタートを石浦宏明が担当しポジションアップ。第2スティントをハッキネンが担当している。富田竜一郎駆るアウディ・チーム・ヒトツヤマの21号車アウディR8 LMSにかわされはしたが、50歳とは思えぬスピードで20番手を走っている。

 レースはまだ残り9時間。夏の祭典どんな戦いが展開されるだろうか。

鈴鹿10時間をリードするBMWチーム・シュニッツァーの42号車M6 GT3
メルセデスAMG・チーム・グッドスマイルの00号車メルセデスAMG GT3
カーガイ・レーシングの777号車フェラーリ
KCMGの35号車ニッサンGT-RニスモGT3

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