NHK「スカーレット」モデル女性陶芸家の作品展 色多彩な信楽焼

©株式会社京都新聞社

神山清子さんが制作した花器やつぼなどの陶芸作品(草津市野路6丁目・草津クレアホール)

 9月30日から放映されるNHK連続テレビ小説「スカーレット」主人公のモデルとなった陶芸家神山(こうやま)清子さん(83)=滋賀県甲賀市信楽町=と、早世した長男・賢一さんの作品展「神山清子・賢一親子展」が草津市野路6丁目の草津クレアホールで開かれている。緑色と黒、緋(ひ)色のまばらな模様のつぼなど約110点が並ぶ。

 神山さんは、信楽焼の女性作家の先駆者として知られる。陶器会社の絵付けの仕事から始め、試行錯誤の末、窯の中の灰が自然の釉薬となり多彩な色を表現する技法を獲得した。特に濃い緑色は神山さんの作品で特徴的な色という。

 会場には、つぼや花器、大皿など、神山さんが制作した約95点のほか、慢性骨髄性白血病を患い、31歳で亡くなった息子の賢一さんが作った曜変天目茶碗約15点も並ぶ。神山さんの自宅の穴窯を実寸で再現した紙の模型も置いた。

 来場した近江八幡市の山中達夫さん(78)は「力強さや素朴さ、伝統の重みが器に出ていて引き込まれる」と見入っていた。

 草津市コミュニティ事業団の主催。9月5日まで、午前10時~午後5時。月曜休館。無料。