「24時間テレビ42」体の不自由な少年少女とイッテQ遠泳部が4.2kmの長旅をスタート

現在、日本テレビ系で放送中の「24時間テレビ42『愛は地球を救う』 人と人~ともに新たな時代へ~」(8月24日午後6:30~25日午後8:54)。メインパーソナリティーに嵐、チャリティーパーソナリティーに浅田真央を迎え、番組初となる東京・両国国技館からさまざまな企画を生放送。昨日24日には、松本潤が宮城・東松島市で披露した「東日本大震災から8年 天まで響け!復興の和太鼓」やフィギュアスケートの羽生結弦選手がアーティストの松任谷由実やピアニスト・清塚信也と共演することで話題となった「羽生結弦と松任谷由実 豪華コラボ 被災地・北海道に 春よ、来い」、相葉雅紀が主演を務めたドラマスペシャル「絆のペダル」など、感動の場面が次々と届けられた。

8月25日午後1時14分頃、義足の齋藤暖太くん(11歳)、手足に麻痺がある小野奏人くんと双子の兄の海飛くん(15歳)、手足に麻痺がある戸口瑛莉衣さん(15歳)が挑戦する鹿児島錦江湾横断遠泳企画がスタート。サポート役として「世界の果てまでイッテQ!」の遠泳部から宮川大輔、中岡創一、みやぞん、さらに緊急参戦となったリオオリンピック・競泳男子400m個人メドレー銅メダリストの瀬戸大也選手も加えた合計8人が、あいにくの雨の中ゆっくりと泳ぎ始めた。

暖太くんは泳ぐことが大好きだが、今回の挑戦のため週1回だった練習を週4回に増やした支えてくれた人たちに「恩返しをしたい」という気持ちで挑む。奏人くんは2段ベッドがあるにもかかわらず兄・海飛くんと同じベッドで寝るほど仲良しだが、以前は一緒に始めた水泳で比べられるのが嫌だったという。しかし、その海飛くんの助けもあって昨年の全国障害者スポーツ大会で2種目1位に輝くレベルにまで上り詰めた。瑛莉衣さんは体が不自由なことでいじめられた経験があり、人と話すことが苦手に。そんな自分を変えたいという思いを抱く。

8月上旬には、4人と「イッテQ遠泳部」の合同合宿を開催。みんなが同じ速度で泳ぐことを目標にするが、泳力がバラバラだった。その上、中岡が遅すぎるという問題も発生。それでも、練習に励み、チームワークを高めるためにゲーム「合宿QTube」で交流を深めた。暖太くんは「支えてくれた人たちに恩返しをしたい」、奏人くんは「楽しみたい」、瑛莉衣さんは「新しくできた仲間と夏の思い出を作りたい」と挑戦に懸ける思いを語った。

スタート直前、みやぞんが「やるぞ! やるぞ! やるぞ!」と気合を入れ、チャリティーパーソナリティー・浅田真央のカウントダウンからコールがかかって泳ぎ始めた。メーン会場を訪れた鹿児島県育ちのAIは応援歌として「みんながみんな英雄」を国技館で熱唱。8人は鹿児島県・桜島から約4.2kmとなる対岸まで錦江湾横断を目指す。

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