大野智が徹底調査。現在世界が直面している海洋問題とは?「ゴミの分別をちゃんと調べて、そこからやらないと」

©株式会社東京ニュース通信社

現在、日本テレビ系で放送中の「24時間テレビ42『愛は地球を救う』人と人~ともに新たな時代へ~」(8月24日午後6:30~25日午後8:54)。メインパーソナリティーに嵐、チャリティーパーソナリティーに浅田真央を迎え、番組初となる東京・両国国技館からさまざまな企画を生放送。昨日24日には、松本潤が宮城・東松島市で披露した「東日本大震災から8年 天まで響け!復興の和太鼓」やフィギュアスケートの羽生結弦選手がアーティストの松任谷由実やピアニスト・清塚信也と共演することで話題となった「羽生結弦と松任谷由実 豪華コラボ 被災地・北海道に 春よ、来い」、相葉雅紀が主演を務めたドラマスペシャル「絆のペダル」など、感動の場面が次々と届けられた。

本日午後2時30分頃には「進め大野丸!釣って潜って学ぶ海洋問題」を放送。海を愛する男・大野智が、平成ノブシコブシ・吉村崇と一緒に世界中の海で起こっている問題を徹底調査した。大ピンチを迎えたある生き物の生態を、大野自らが潜って観察。果たして東京湾の魚から出てきた衝撃のものとは!?

今回2人は、同局の「嵐にしやがれ」でも度々登場している「大野丸」に乗船し、世界中が直面している海洋問題を学んでいく。教えてくれるのは千葉工業大学・亀田豊先生。なんと、東京湾を調査するだけでも、世界中の海で起きている大問題が見えてくるというのだ。その問題とは、先月6月に行われた「G20大阪サミット2019」でも主要問題に挙げられるほど深刻な“海洋プラスチック問題”。その問題に関し、お台場方面に船を30分ほど走らせ、クロダイを釣ると「あること」が分かるそう。しかし大野には、カメラが回っていると釣れないというジンクスがあり、今回もそれを発揮してしまう。するとそこで、まさかの先生がヒットし、見事クロダイを釣り上げる。キビレという部位をさばいてから抽出した胃の中身を食塩水で溶解、さらにろ過すると「あること」=海の大問題が見えてくる。そう、クロダイの胃の中には、細かいマイクロプラスチックが入っていたのだ。

マイクロプラスチックとは、5mm以下になったプラスチックゴミ。風などで散乱し、川や水路へ流れ込んだプラスチックゴミが、太陽光や紫外線、波の力などで微細化。それを魚が食べてしまうのだ。マイクロプラスチックは生態系を壊しかねず、ホルモン異常や産卵異常、果ては病気になったり死んでしまったりと、魚にとって深刻な影響を及ぼす。

マイクロプラスチックの自然分解までにかかる年数はおよそ1000年。われわれ人間も、空気中や食べ物から知らず知らずのうちに摂取してしまっているとのことで、その量はなんと1週間で免許証1枚分、1年間で50枚分ほどの量にも相当するそう。現時点ではまだ報告はないが、人間の健康を害するリスクも懸念されている。2050年までには、海中のゴミが魚の量を超えるとの予想も立っており、1人が捨てるプラスチックゴミの量が世界第2位となっている日本は、特に積極的に取り組まなければいけない立場になるのだ。まずはしっかりとゴミの分別をし、海中のマイクロプラスチック量を減少させていかなければならない。

さらに大野と吉村は、高知へも足を運んで調査を敢行。現在、生態系を支える海の森・サンゴが大ピンチだという。温暖化の影響で、30年以内はに世界中のサンゴが消滅するとの説も述べられているが、マイクロプラスチック問題はさらにそれに拍車をかけかねない問題だという。

サンゴは、餌と一緒に気付かないうちにマイクロプラスチックをうっかり飲み込んでしまう。サンゴの中には褐虫藻という生物が住んでおり、その褐虫藻の光合成から栄養をもらっているのだが、マイクロプラスチックを誤食してしまうことで、サンゴ内に褐虫藻が入るスペースが喪失。栄養不足に陥ってしまう。魚のすみかにもなっているサンゴだが、隠れ家がなくなってしまう魚やエビは結果的に行き場を失い死んでしまう可能性も考えられる。サンゴが育つには10~20年かかるが、サンゴ自身も死んでしまうのは一瞬だ。

大野は事態の深刻さを深く受け止め、「ゴミの分別をちゃんと調べて、そこからやらないと」と心痛な思いを語り、吉村も「こんなに危機迫っているんだなと感じた。日本はプラスチックゴミの量が世界平均の27倍。急いで対処しないといけない」と迅速な対応を訴えた。最後に番組も「地球は人間のだけものではない、できることから始めていきましょう」と呼びかけている。