相談役になった『島耕作』に冷たい陰口…「いよいよ次は町内会長かなww」

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弘兼憲史氏の人気漫画『島耕作』シリーズの新連載『相談役 島耕作』が、8月22日発売の青年漫画誌『モーニング』(講談社)38号でスタートした。

同漫画は1983年に『課長 島耕作』の連載からスタート。大手家電メーカーに勤務する主人公の島耕作が出世していく姿を描いている。連載は島耕作が部長、取締役、常務、専務、社長、会長と出世するたびに新シリーズが展開され、約6年ぶり8度目となる今作は、会長職を退任し相談役になった主人公が描かれるという。

ネット上では、

《いよいよ退任かぁ。終活が始まるのかな》
《今後は日本のために働くそうだよ。スゴイ人生だな》
《まさに大河ドラマのよう。島耕作に憧れたサラリーマンも多いのでは》

などの声が上がった一方で、

《もう終身雇用の時代じゃないのに、いつまで昭和を引きずっているのでしょうか》
《もう誰も読んでないだろ。作者のライフワークには付き合ってられない》
《弘兼さんはすごい漫画家だと思うけど、いいかげん若手に商業誌の枠、譲ってやれと言いたい》
《主人公に都合の良い展開ばかりだからね。こんなモテ男いねーよw》

など、厳しい意見も広がっている。

「連載期間が長いこともあり、根強いファンも多いのですが、さすがに最近は食傷気味ですね。連載が始まったバブル期は、主人公がライバルを蹴落とし出世街道をひた走る姿に自分を投影した読者も多かったのですが、今となっては〝むなしさ〟を感じている人も多いのではないでしょうか。ネット上では、いつまでも順風満帆の島耕作に対して、『いよいよ次は町内会長かなww』などと揶揄する声も上がっています」(エンタメ誌記者)

 

コンテンツ不足で引退できない島耕作

新シリーズが開始されたことで、業界関係者からは漫画誌の〝コンテンツ不足〟を嘆く声も聞かれるという。

「そもそも、同漫画は当初、主人公が部長以上に出世した以降は描かれる予定はなかったといいます。しかし、出版社の強い要望で長期シリーズ化が決定したようですね。それからは担当編集が綿密に取材したデータをもとにストーリーが練られていて、漫画的な面白さというよりは、現実の家電業界で起こっていることをもとにした展開が繰り広げられていました。もはやこうなるとあえて漫画化する意味も薄く、読者は島耕作が次にどんな女性と肉体関係を結ぶのかの方が興味あったようですよ(笑)。出版不況といわれますが、漫画自体の需要が減っているわけではありません。魅力的なコンテンツが圧倒的に不足しているのです」(同・記者)

新シリーズでは島耕作が日本の未来のために一肌脱ぐという展開が予定されているというが、読者からは「上級国民が交通事故を起こしたり、暴力を振るうような社会問題を取り上げてほしい」という声も上がっているようだ。主人公の島耕作もいよいよ老年を迎え、人生の締めくくりに入る。最後まで順風満帆の人生を突き進むのか、それともリアルな社会問題に直面するのか。今後の展開が楽しみだ。

 

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