勇壮みこし、練り歩く 山都町・火伏地蔵祭

©株式会社熊本日日新聞社

力いっぱいみこしを川面にたたきつけて火難よけを祈願する裸みこし=山都町
山都町出身の山下泰裕氏のJOC会長就任を祝う造り物

 熊本県山都町の火伏[ひぶせ]地蔵祭が24、25日、馬見原商店街一帯であった。25日はあいにくの雨の中、真っ白なふんどし姿の若者たちが地蔵を載せたみこしを担ぎ、堂々と練り歩いた。

 祭りは1563年、相次いだ火災を鎮めようと、近くの寺から地蔵を街中に移したことが起源とされる。

 ふんどし姿の若者29人は「わっしょい」の掛け声でみこしを激しく上下に動かしながら、商店街を練り歩いた。打ち付ける雨に加えて、沿道からも盛んに水を浴びせられる中、約300メートル離れた五ケ瀬川に入り、みこしを川面にたたきつけて火難よけを祈願した。

 茶わんや皿、スリッパなどを使った造り物が登場。同町出身で日本オリンピック委員会(JOC)会長に就任した山下泰裕氏や、ラグビーワールドカップの公式マスコット「レンジー」などを模した4基が見物客を楽しませた。(九重陽平)