劇映画「星に語りて」 被災障害者への支援描く 大村で1日上映 長崎県諫早市出身 山本おさむさん脚本

劇映画「星に語りて」のポスター

 2011年の東日本大震災で被災した障害者と支援者の姿を描いた劇映画「星に語りて~starry sky~」の上映会が9月1日、大村市幸町の市コミュニティセンター大会議室で開かれる。障害者事業所などの全国組織「きょうされん」の設立40周年記念映画。本県上映は初。
 「星に語りて」は、岩手県陸前高田市と福島県南相馬市にある共同作業所を舞台に、避難できずに取り残された障害者への支援状況などを追った物語。脚本は諫早市出身(県立大村工業高卒)の漫画家、山本おさむさん。諫早大水害をテーマにした漫画「ランドセル」などの作品で知られる。今回の製作にあたり、被災当時を知る人らに取材を重ねた。
 上映会は午前11時と午後2時。ナレーターを務める俳優、赤塚真人さんが来場する。主催する「よい映画を観る大村市民の会」の谷川成昭さん(77)は「障害者が明るい未来を感じられる世の中であれば、多くの人にとっても平和な時代になると映画を通して知ってほしい」と話す。
 前売り券一律800円(当日は大人千円、中高生800円)。前売り券の予約可。谷川さん(電090.8764.7575)、きょうされん長崎支部(電0957.49.2111)。

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