ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開幕(9月20日)まで1カ月を切り、日本ラグビー協会の森重隆会長が25日、長崎市内で記者会見。スコットランド代表のキャンプ地の同市と、トンガ代表を受け入れる島原市の取り組みについて「うれしく思う。さらに盛り上げてほしい」と述べた。
日本代表と1次リーグで対戦するスコットランドについて、森会長は「日本と同じオーソドックスなプレースタイルで、厳しい戦いになる」と予想した。
両市長も会見に同席した。田上富久長崎市長は、県中学選抜の遠征などこれまでの交流事業を「有意義だった」と振り返り、「いよいよ代表チームを迎える。市民を挙げてもてなしたい」と語った。古川隆三郎島原市長は、雲仙・普賢岳噴火災害後に芝生広場や体育館を整備し交流人口拡大に努めてきたと強調。「国際スポーツをしっかり受け入れられるまちとして世界中に情報発信できる」と意気込んだ。