アスレチックスがスチュワートの「34」を永久欠番に

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日本時間8月26日、アスレチックスは1987年から4年連続で20勝以上をマークした先発右腕、デーブ・スチュワートの背番号「34」を来季から永久欠番とすることを発表した。アメリカ野球殿堂入りを果たしていない選手の背番号が永久欠番となるのは、アスレチックスでは初めてのことである。しかし、スチュワートのアスレチックス時代の活躍を考えると、アスレチックスが永久欠番のハードルを下げたわけではないと断言できるだろう。

スチュワートは16年間のメジャー生活のうち8シーズンをアスレチックスで過ごし、119勝78敗、防御率3.73をマークした。特に1987年からは、20、21、21、22と4年連続で20勝以上を挙げ、1987年には最多勝のタイトルを獲得。1989年のワールドシリーズでは2度の先発で2勝をマークし、MVPに輝いた。アスレチックス加入前は2ケタ勝利の経験が1度しかない平凡な投手だったが、アスレチックス加入後に飛躍を遂げ、1993年からブルージェイズで2年間プレイしたあと、1995年にアスレチックスへ復帰し、この年限りでユニフォームを脱いだ(メジャー通算168勝)。

アスレチックスでは、すでに「34」が永久欠番となっており、1992年にロリー・フィンガースがアメリカ野球殿堂入りを果たしたことを記念して、翌1993年にフィンガースの「34」が永久欠番に指定された。よって、アスレチックスでは1992年まで「34」を背負ったスチュワートが、背番号「34」のユニフォームを着用した最後の選手であり、来季からは2選手による共通の永久欠番となる。

なお、フィンガースの「34」のほか、アスレチックスではレジー・ジャクソンの「9」、リッキー・ヘンダーソンの「24」、キャットフィッシュ・ハンターの「27」、デニス・エカーズリーの「43」が永久欠番となっている。また、ジャッキー・ロビンソンの「42」は全球団共通の欠番であり、元オーナーのウォルター・ハースもその功績を称えて「背番号なし」という形で永久欠番に指定されている。

引退後のスチュワートは、パドレス、ブルージェイズ、ブリュワーズで投手コーチを務め、ブルージェイズではGM補佐も経験。2014年9月にはダイヤモンドバックスのGMに就任し、2016年10月に解任されるまでその職務を全うした。