埼玉知事に初当選の大野氏~あくまで無所属と訴えた理由

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月26日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。埼玉県知事選挙で初当選した大野元裕氏が電話出演。改めて今回の埼玉県知事選について訊いた。

埼玉県知事選で当確を受け、花束を贈呈され笑顔の大野元裕氏=さいたま市浦和区=2019年8月25日 写真提供:産経新聞社

埼玉県知事選~野党共闘候補の大野元裕氏が初当選

事実上の与野党対決の構図となった埼玉県知事選挙。立憲民主党や国民民主党など野党4党が支援した元参議院議員の大野元裕氏(55)が、自民、公明両党が推薦したスポーツライターの青島健太氏を破り初めての当選を果たした。

飯田)今回、4人の方が立候補した埼玉県知事選。与野党対決、激戦と言われていましたが、大野さんが初当選となりました。その大野元裕さんと電話がつながっています。大野さん、おはようございます。

大野)おはようございます。

飯田)おめでとうございます。激戦だったと各メディアでも伝えられておりましたし、夜が更けてからでないと当選確実も見えなかった。この選挙戦を振り返っていかがですか?

大野)どれだけ皆さんに対して訴えが通じるかということですし、上田さんが16年という長い間やられた後ですから、有権者のみなさんが選択に迷われたのは当然だと思います。

飯田)大野さんは「政策で選ぶなら」と質実剛健に訴えられていた感じがあったのですが、その辺は手ごたえがありましたか?

大野)大きな手ごたえがありました。私はどの政党からも推薦をもらっていませんので、そのなかでお1人、お1人に訴えて来ました。車の上で演説させていただいたことは1回しかありません。あとはみなさんと同じグラウンドに立って話をして、目を見ながら手を握って進めて来た選挙でしたので、毎日、毎日輪が広がるのが感じられました。

飯田)マスコミ各社の出口調査などを見てみますと、無党派の方々も6割が大野さんに行ったとも書かれていました。その辺は終盤になって、来るものが感じられましたか?

大野)はい。私は組織がないので、無党派層のみなさまにお願いをするしかないわけですけれども、そこに対して訴えが通じたということだと思います。

飯田)スタジオには、ジャーナリストの須田慎一郎さんもいらっしゃいます。

あくまで無所属を訴えて来た理由~報道では野党共闘の候補

須田)いま無党派層ということをおっしゃっているし、どの政党からも推薦をいただいていないというご指摘もありました。メディア的な位置づけとしては、野党共闘の候補の新知事だと言われていますけれども、これについてはいかがですか?

大野)メディアではそう報じられていますが、私は1度もそう申し上げたことはございません。私の今回の選挙では、勝手連的に応援団を作っていただきました。ですが、それは最初のころを含めて、8割は経済団体と無所属の議員の方々だったのが現状です。後になって3つの政党から支持をしていただきましたが、国のレベルではなく、県連のレベルでということでしたので、私はずっと無所属を訴えて来ました。

須田)なるほど。

2018年のさきたま火祭りにて(上田清司-Wikipediaより)

県民優先の政治を継承

飯田)今回、4期16年を務めた上田知事の県政を継承するということも訴えられていました。具体的にはどういったことを、まず手掛けて行こうと思っていらっしゃいますか?

大野)いいところは継承して、必要なところは時代に合わせて発展させるということですけれども、上田さんが大事にされていた県民が主語、県民が優先される政治というものをやりたいと思っています。例えば、県庁の建て替え問題が挙げられているのですが、前回、平成22年に試算したときに421億かかるという話でした。多額なので県庁の建て替えではなく、それよりも優先されることをやろうという当時の上田さんの決定で、管理センターの建て替えをしました。県庁は新しい方がもちろんいいのですが、県民のニーズを第一に考えたいと思っています。

埼玉県庁標識(埼玉県庁-Wikipediaより)

地域交流から外交を支援

飯田)メールやツイッターでも、大野さんに聞きたいことをいただいています。上田さんは国会議員時代から外交、拉致問題についていろいろとやって来られています。継承するということを言うと、大野さんご自身も外交には造詣が深いと思います。その辺りは地方自治体レベルでは難しいかもしれませんが、ビジョンなどがありましたら教えてください。

大野)外交はもちろん国の所管ではあるけれども、さまざまな形で支援することはできると思っています。埼玉県の場合は、中国の山西省と姉妹県ですけれども、そこを通じて行ったり、11月に開設されるジェトロ(日本貿易振興機構)の埼玉貿易情報センターを通じて活動する。いわゆるバイでの活動です。マルチでは、GSOMIAで私も防衛大臣政務官をやっているときに、締結の数時間前に韓国にキャンセルされて苦労をしたのですが、東アジアの安全保障ですから、環境を醸成するうえではいろいろなことを行いました。韓国とは言いませんが、さまざまな国と関係操作ができると思っています。

飯田)埼玉県知事選で初当選された、大野元裕さんに電話をつなぎました。国レベルではないところでの外交も、いろいろあるわけですものね。

須田)そうですね。やはり民間交流や地域交流も、これから大きなカギになると思います。

飯田浩司のOK! Cozy up!
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