斎藤工&大東駿介が阿部“田畑政治”の思いに感動「オンエアを見て泣いてしまった」

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜午後8:00)の「トークツアー in 静岡県浜松市」が行われ、後半の主人公・田畑政治役の阿部サダヲ、高石勝男役の斎藤工、鶴田義行役の大東駿介、宮崎康二役の西山潤、青年時代の田畑政治役の原勇弥、内田正練役の葵揚が出席した。

ドラマは宮藤官九郎氏の脚本で、“日本で初めてオリンピックに参加した男”金栗四三(中村勘九郎)と“日本にオリンピックを呼んだ男”田畑政治の2人を軸に、半世紀にわたる日本人のオリンピックの歴史を描くもの。

水泳メダリスト・鶴田役を演じた大東は「撮影後に8kgやせました。今見ると、良い身体ですね! オリンピックが題材ということで、ちょっと狂ってたんでしょうね。ほんまは2日おきとかにトレーニングした方がいいらしいんですけど、毎日違うところを鍛えたら休んだことになるんちゃうかって。毎日ジムに行ってましたね。今、ジムに行っても目的がないから全然頑張れなくて…」と撮影中は狂ったように役作りに取り組んでいたことを告白。日本水泳界のエース・高石役の斎藤も「僕は『いだてん』に入る前、直前の作品の役作りで体重が97kgくらいあったんです。撮影2日前にその作品が中止になったので、そこから体重を落としました」と急激に絞り込んでいたことを明かした。

また、撮影では田畑役の阿部の存在が大きかったようで、斎藤は「高石は結構きついことも言われるんですけれど、結果を見るとまーちゃんの理念がいかに日本の水泳を強くしたかということが分かるので、オンエアで撮影時には見ていないまーちゃんの裏の顔を見て泣いてしまいました。大河ドラマで描かれるべきテーマだなと思いますね。こういう人が日本を強くしたんだなと思いました」とオンエアを見てより感情移入したことを告白。

大東も「僕もオンエアを見て、日本に帰国後、大横田について後悔しているシーンでグッときましたね。本当のまーちゃんの思いというか熱量を感じたシーンでした。また、阿部さんの芝居に初日すごく引っ張ってもらって。既に始まっている撮影現場に後から入っていくのって、現場の空気も分からないし勇気もいるんですよ。阿部さんはいつもフラットにそこにいてくださるので、何をやっても受け止めてくれる気がして、それにすごく救われました」と阿部に引っ張られたことを訴えていた。

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