「アレガ軍艦島」民間売却へ 長崎市、補正予算など26議案発表

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 長崎市は26日、9月2日開会の定例市議会に提出する10億3800万円の本年度一般会計補正予算案など26議案を発表した。経営不振の温泉・宿泊施設「野母崎炭酸温泉Alega(アレガ)軍艦島」(野母町)の土地・建物を、民間へ公募により売却するための関連条例案など15議案も9日に追加提出する予定。
 施設は、旧西彼野母崎町が2001年に開業した「野母崎海の健康村」を前身とし、15年に現在の名称に変更した。敷地約1万1千平方メートル。地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造り延べ約4300平方メートル。
 市観光政策課によると、一般財団法人長崎市野母崎振興公社が指定管理者として運営しており、指定期間は来年3月まで。利用者数は01年度の22万人台から減少傾向。近隣の県亜熱帯植物園が17年に閉園した影響もあり18年度は15万人台、事業収支は約600万円の赤字だった。運営ノウハウの不足も要因という。
 26日に会見した田上富久市長は「民間に任せた方がいい」と述べ、野母崎地区で21年に開館予定の恐竜博物館との相乗効果にも期待した。
 補正予算案には、夜間の観光消費の促進策を考える官民組織「ナイトタイム委員会」(仮称)の設置費など約70万円も盛り込んだ。補正後の一般会計予算は2197億5700万円。
 市議会議会運営委員会は26日、定例会を2日から20日までの19日間と申し合わせた。一般質問は5、6、9、10日の4日間。