活水高 4年ぶり全国大会へ 九州吹奏楽コンで金賞

4年ぶりの全国大会出場を決めた活水高吹奏楽部のメンバーら=熊本市、熊本県立劇場(同部提供)

 熊本市で25日開かれた第64回九州吹奏楽コンクールの高校の部で、長崎市の活水高吹奏楽部(73人)が金賞(12校)に輝き、10月に名古屋市で開かれる全日本吹奏楽コンクールに九州代表(3校)として出場することが決まった。同校の全国大会出場は2015年以来4年ぶり。
 高校の部には九州・沖縄8県から26校が出場。同校は課題曲でマーチ「エイプリル・リーフ」、自由曲で「吹奏楽のための協奏曲」を演奏し、玉名女子高(熊本県)、鹿児島県立松陽高とともに九州代表に選ばれた。
 活水高吹奏楽部部長で3年の金子凜乃(りの)さん(17)は「明るい雰囲気で大きなミスもなく演奏できた。全国大会ではこれまで支えてくれた人たち、指導してくれた人たちへの感謝の気持ちを込めて演奏したい」と抱負を語った。同部の藤重佳久音楽監督(64)は「レベルの高い大会だったが、見事に練習の成果を発揮してくれた」と部員をたたえた。
 小、中学の部での長崎県勢の全国大会出場はならなかった。

 ■同コンクールに出場したほかの長崎県の小中高校の成績は次の通り。

 【高校】▽銀賞=創成館(諫早市)、長崎日大中・高(同)、鎮西学院(同)
 【中学】▽金賞=大村(大村市)、山里(長崎市)▽銀賞=戸町(同)
 【小学】▽銀賞=長崎大教育学部付属(長崎市)

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