アウディ 新型R8クーペ/スパイダーが登場|最高出力620PS、5.2リッターV10エンジンを搭載

アウディ 新型R8クーペ/スパイダーが登場 新型R8スパイダー

アウディ R8の仕様を一部変更

アウディは、フラッグシップスポーツモデル R8の一部仕様、装備を変更し、2019年8月24日より受注を開始した。同年12月以降順次納車を開始し、価格は3001万円~3146万円(消費税込み)。

新型R8クーペ/スパイダーの主な特長

よりシャープな印象の外装

新型R8クーペ/スパイダーのエクステリアは、前後にLEDライトを標準装備するとともに、LEDハイビームの約2倍の照射距離を誇るレーザーハイビームや前後にダイナミックターンインディケーターを搭載した。

またフロントまわりはロー&ワイドになったシングルフレームグリル、その上部にはスポーツクワトロを彷彿とさせる細いスリットが備わっている。縦に分割されたフロントサイドのエアインレットなど、より一層シャープな印象となった。

アウディ 新型R8クーペ/スパイダーが登場 新型R8クーペ
アウディ 新型R8クーペ/スパイダーが登場 新型R8クーペ

さらにリアまわりではボディ幅いっぱいにエアアウトレットが広がり、大胆なデザインのリアディフューザーには楕円形の大型エキゾーストパイプがインストールされている。

クーペでは、サイドウインドウ部とボディサイドにサイドブレードを2分割することにより、またスパイダーでもエアインテーク部にサイドブレードを装着することで、ミッドシップスポーツであることを強調している。

またR8スパイダーの電動式ソフトトップは遮音性に優れたクロス製で、フレームにはアルミニウムと鋳造マグネシウムを採用、トップコンパートメントカバーはCFRP製となっている。重量は約44 kgで軽量化と低重心化に貢献。開閉に要する時間は約20秒で、50km/h以下であれば走行中の操作も可能だ。

フォーミュラカーのような内装

アウディ 新型R8クーペ/スパイダーが登場 新型R8スパイダー

インテリアはフォーミュラカーをイメージさせるモノポストデザインを採用することで、ドライバーとマシンの一体感を高めている。

ステアリングホイールにはエンジンスタート・ストップボタンやアウディドライブセレクトのボタンを集約し、主要な操作をステアリングから手を離すことなく行うことができる。

またメーターパネル内には12.3インチのTFTディスプレイを配置し、DIS (ドライバーインフォメーションシステム)、地図表示などの機能を統合したアウディバーチャルコックピットを標準装備している。

V10 5.2Lエンジン搭載、最高出力620PS

新型R8クーペ/スパイダーは、アウディの市販モデルとして過去最高の最高出力620PSを発揮する自然吸気V10 5.2Lエンジンを搭載、7速Sトロニックトランスミッションが組み合わされる。

また電子制御油圧多板クラッチ式quattroフルタイム4輪駆動システムは、運転状況に応じて駆動トルクを自動で分配し、極限の状況では前輪または後輪のいずれかへ100%のトルクを伝達することも可能である。

さらに低負荷時にはエンジンの片バンクを休止させるシリンダーオンデマンド(COD)を採用。アクセルペダルをオフにしたときにはエンジンを駆動系から切り離すコースティングモードとあわせて優れた環境性能も両立する。

軽量化と高剛性化を達成

ASF(アウディスペースフレーム)は、アルミニウムとCFRP(カーボンファイバー)を組み合わせることで、さらなる軽量化と高剛性化を達成した。ダブルウィッシュボーンサスペンションのアーム類などもすべてアルミ化し、前42:後58という理想的な前後重量配分を実現している。

またサスペンションにはアウディ マグネティックライドを搭載するほか、ブレーキは耐フェード性に優れ、かつバネ下重量軽減にも寄与するカーボンファイバーセラミックブレーキを採用。さらに新デザインの20インチホイールを標準装備している。

主なスペック

■駆動:クアトロ

■エンジン:5.2L V型10気筒DOHC(620PS/580Nm)

■トランスミッション:7速Sトロニック

■ステアリング:左/右

各モデルの価格

■R8クーペ V10 performance 5.2FSI クワトロSトロニック:3001万円

■R8スパイダー V10 performance 5.2FSI クワトロSトロニック:3146万円

※価格はいずれも消費税10%込み

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