世界最大のユニークイベント「バーニングマン」の日本版! ギブの精神で回る3日間だけの小さな社会[バーニングジャパン開催!

バーニングジャパン2019実行委員会は、 アメリカ・ネバタ州で開催される世界最大のユニークイベント「バーニングマン」の日本のリージョナルイベント「バーニングジャパン2019」を、 2019年10月12日(土)~14日(月)の3日間、 群馬県 嬬恋牧場で開催する。 嬬恋牧場での開催は、 2018年から引き続き2年目の開催となる。

「バーニングジャパン」は、 バーニングマンの根幹となる価値観を表す「Principles of Burning Man (バーニングマンの10原則)」に基づき開催される、 日本のリージョナルイベント。出演者という概念は無く、 「No Spectators(傍観者になるな)」という合言葉のもと、 参加者ひとりひとりが思うように自己表現を行う。 会場内では見返りを求めないギフティングの精神によって小さな社会が回り、 お金のやりとりを抜きにしたコミュニティが形成される。 参加者は水や食料、 キャンプ備品を持参し、 自分の力で生き抜く事と、 小さなゴミ一つ残さず後片付けをする事を求められる。 一方で、 このコミュニティの中では日頃の社会の中での役割から解放され、 本当の自分に出会える場所となっていく。

バーニングマンとは、 年に一回アメリカのネバダ州で開催するもののみを指し、 各国にてバーニングマンの10原則にのっとって、 安全に開催されているイベントをオフィシャル・リージョナルイベントとしてバーニングマン運営団体が認定をしている。 それぞれのコミュニティの中でバーニングマンのカルチャーが根付き、 育つのを家族のように見守る関係にある。 バーニングジャパンは、 バーニングマンの影響力がブラックロック砂漠の会場から国境を超え、 参加者それぞれの地元コミュニティーへ還元されるリージョナルネットワークの一員として、 2012年より日本でもバーニングマン オフィシャル・リージョナルイベントとして運営をしており、 2019年は7度目の開催。

このイベントに出演者はいない。音楽もアートも参加者が持ち寄り、色んな場所でセッションが生まれる。参加者は思い思いに時間を過ごし、ハンモックで揺れる人もいれば、皆で集まって瞑想をする人も。このイベントにお店はない。食料から寝床まで必要なものは各自持参、またゴミも必ず各自で持ち帰る。サウンドキャンプと呼ばれるDJや楽器で音を出すキャンプも参加、これも、すべて参加者の持ち寄りによりで成り立っている。最後の夜にフェニックスのオブジェやテンプルを燃やして、この期間限定の世界にケジメをつけて日常に帰る。

今年度の開催場所、群馬の愛妻の鐘/嬬恋牧場は、目の前には浅間山、四阿山が180度広がる絶景のパノラマの広大な牧場。

■「バーニングジャパン2019」アートテーマ

バーニングジャパンでは、 毎年「アートテーマ」を設けています。 参加者は必ずしもテーマにのっとって制作やパフォーマンスを行う必要はありませんが、 制作活動へインスピレーションをもたらし当日のコミュニケーションを彩るものになります。 今年のアートテーマは「Hidden World」となります。

「Hidden World」

Hidden Worldを知ってるかい?

その名の通り、 隠れた世界さ。

小さい頃に読んだ、 おとぎ話の絵本。

何百回も聞いた、 忘れられない歌。

紀元前の哲学者が残した言葉。

いつも散歩で通る、 河川の生まれた場所。

入り口は無数にあるけれど、 目には見えない。

行ってみたいって?

いいことを教えよう。

探し物はいつだって、 とても近い場所にある。

理屈や慣習に惑わされず、 自らの内から湧き出る表現に目を向けること。

損得ではなく、 お互いに助け合い、 認め合うこと。

日常の中で、 いつの間にか忘れてしまったことが、 隠れた世界の扉を開ける鍵になっている。

SKY ISLANDでの3日間。

Hidden Worldへの鍵を持った、 たくさんの人々が訪れる。

たくさんの表現と、 たくさんのストーリー、 燃え上がる灯に揺れる影が、 目にすることはできないHidden Worldの輪郭を映し出す。

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