日本テレビ系で8月24日~25日に放送された「24時間テレビ42『愛は地球を救う』 人と人~ともに新たな時代へ~」でメインパーソナリティーを務めた嵐の大野智、二宮和也、櫻井翔、相葉雅紀、松本潤が放送終了後、報道陣の取材に応じた。
──「24時間テレビ」、お疲れさまでした。番組を終えての今の心境を教えてください。
相葉「本当に気持ちのこもったVTRが多くて。生でのパフォーマンスもそうですし、魂とパワーと…すごくいろんな刺激を受けましたね。頑張ることの大切さもあらためて感じたし、本当にすてきな24時間を過ごさせてもらいました。何よりもすごくたくさんの方々に参加していただいたことに感謝です」
大野「本当にいろんな挑戦があって、どれも『人と人~ともに新たな時代へ~』というテーマにすごく合っていると感じました。
松本「僕個人としては、番組冒頭に宮城県の東松山市にお邪魔しまして、令和最初の『24時間テレビ』で『今の被災地はどのようになっているか』ということのリポートと、全国の人へ向けた今の皆さんのメッセージというのを伝えられたら、という企画をやらせていただきました。あと、今らしい企画だったと思いますけど、アプリを使って車いすで生活する人たちがより良く生活しやすくなるようにするための企画をやらせてもらいまして。令和最初の『24時間テレビ』ということをスタッフの皆さんとも意識しながら話をして自分も企画に参加させてもらったので、今できる形になったんじゃないかなと思っています。そして、重ね重ねになりますけど、本当にたくさんの方に参加していただけた『24時間テレビ』だと思うので、皆さんに感謝しています」
二宮「全国のネットワークで参加してくださった皆さんもそうですし、また、『24時間テレビ』にチャレンジをしてみたいと言ってくれた子たちもそうですけど、本当にめちゃくちゃ熱量があって。それをこの“24時間”って一見すると長いように思うんだけど、個人的な感想で言うと、よくこの24時間内に収まったなというくらい、めちゃくちゃ思いが詰まった1日になったんではないかなと思いますね」
櫻井「個人的なことを言うと、番宣及びプロモーションの時期において『1人でも多くの方に参加いただきたい』ということをずっと言ってきたつもりなので、番組の最後に募金額(6億8421万2104円)が出た時に、本当に多くの方に参加していただいたということが、結果としても伴ったので、それはすごくうれしかったというのが一つあります。あとは、大野がデザインしたチャリTシャツもすごくご好評いただいているということなので、そういったものも結果としてつながるでしょうし…まあ僕は一筆も書いていませんけど」
一同「(笑)」
二宮「思いはね」
櫻井「まぁ、良かったなという思いと(笑)。あと、われわれはメインパーソナリティーを5回やらせていただいていることによって、過去の『あの時に蒔いた種』と向き合うような企画から、二宮の最新テクノロジーと対決する企画や松本のバリアフリーの企画など、これからの未来と向き合うという企画まで、まさに、令和最初の『24時間テレビ』らしい『24時間テレビ』に、われわれも一出演者として参加できたんじゃないかなと思いましたね」
──番組を通して印象的だった企画があれば教えていただけますか?
相葉「そうですね…フライングディスクは本当に残念でしたね」
櫻井「すいません!」
一同「(笑)」
松本「いやいや、誰が(ミスした)とかじゃないから! 誰がとかじゃないよ!!」
相葉「違う違う、ごめんごめんごめん。なんかちょっと亀裂が入っちゃった!?(笑)」
松本「そういうことじゃないよね?(笑)」
相葉「そうそう、そういうことじゃないのよ」
松本「単純に残念だったってことだよね?」
相葉「会場に表示されていたモニターの記録だと(ギネスの公式記録の8.74秒を)超えてたじゃない? だから、ぬか喜びしちゃったじゃない?」
松本「8.70秒とかだったよね」
相葉「そうそう。だから、(ギネスの公式記録を)超えてなくて、ちょっとがっかりだったなという」
櫻井「ギネス厳しいね。あれ、合格だったでしょ?」
一同「(笑)」
相葉「あれテレビだったら合格でしょ? ギネスだからダメなんでしょ?(笑)」
櫻井「ギネス、甘くねえ!(笑)」
松本「そうね。(ギネス記録を持っている)ジャニーさんすごいんだなってね」
相葉「確かにね。そこで戦っているってすごいよね」
大野「それで言ったら、最初の大縄跳びの企画!」
櫻井・相葉「ああ~!」
大野「1、2度目は最初のジャンプで引っかかっているのに、3度目でギネス記録を出しちゃうっていうのが『最初の奇跡が既に起こったな』と思って印象的だったかな」
相葉「あれ、練習であの回数は跳べてないって言ってたよね」
櫻井「縄を回している先生方が泣いてたもんね」
相葉「それはうれしいだろうなぁ」
松本「僕は、浅田真央さんとろう学校の生徒の皆さんがやったタップダンスですかね。自分が6年前に『24時間テレビ』で参加させていただいた時に、同じくタップに挑戦させてもらったので。真央ちゃんもそうだし、生徒の皆さんがどれだけ今年の夏、タップに打ち込んだかっていうのがすごく伝わってきて、ものすごく感動しましたね。すてきでした」
二宮「僕は…(100人ダンスの)“アラジン大野”で!」
一同「(笑)」
松本「俺、“アラジン大野”見られてないんだよ」
大野「あぁ、そっか!」
二宮「あー、残念。今日帰って見てもらわないとね」
松本「頑張ります、今日(笑)」
大野「意外に似合っています…よ(笑)」
一同「(笑)」
松本「ネットニュースでは見ましたよ。扮装だけは見ました」
二宮「いやあ~、良かったですよね、あれは。良かったです」
櫻井「僕はやっぱり1日目ですかね。勝手に“ドラゴンボール方式”って呼んでいるんですけど、メンバーが徐々に集まってきて、やっとそろうっていう。そういった意味で言うと、松本くん、二宮くんは知らないと思うけど、俺ら3人の座りの悪さったら…。オープニングの登場でワーって3人出てくるじゃない?」
二宮「うん、出てきたよ」
櫻井「『…嵐って言いづらいしな…』ってね」
相葉「そうそう、それはあった。寂しかったよね」
櫻井「なんかちょっとこう…なんて言ったらいいんだろうね、あの感覚ね」
二宮「スイッチは入っているわけでしょ、当然」
櫻井「いや、入ってるよ」
二宮「でも何か違うんだ?」
櫻井「うーん」
相葉「いつもと違う感じでね」
櫻井「ぜひ味わっていただきたい! どう説明していいのか分かんない」
二宮「(笑)。確かにね、違う感じだったもんね、俺らはね」
櫻井「どう説明していいのか分かんない!」
──相葉さんの手紙で「トップになろう」という言葉がありましたが、正直、嵐はトップにいると思いますが…その中で、あえて「トップ」というのは何を目指していて、どういう意味なのでしょうか?
相葉「2004年の時の『トップ』と今の『トップ』は、同じ言葉ですけど僕の中では意味合いがちょっと違っていて。まだ活動期間が1年4カ月ある中で、『まだまだやっていこうね、まだここで止まりたくないよね』っていう意味で書かせてもらいました」
──「休止」と書いて「パワーアップ」と読むという相葉さんの感性は、ジャニーさんイズムですか?
一同「(笑)」
相葉「いやいやいや…ジャニーさんイズム…なのかな?(笑)。うれしいけど、『ジャニーさんだったらどう書くかな?』と思って書いてはいないんですが(笑)。僕の思いとして『休止の期間というのが無駄にならない、パワーアップの時間になったらいいな』っていう思いを込めました」
──6年ぶりに5回目のメインパーソナリティーということで、慣れてきて楽しめたことや、年齢的に疲れて大変だったことなどがあれば教えてください。
櫻井「そういうのは全然ないですけど、とにかく両国国技館というのが新鮮でした。裏の動線も何もかも違うし、あと、力士の方もいっぱい見られたし…」
一同「(笑)」
櫻井「そんなことなかなかないなと思って。大相撲を見に行く以外で、1日でこんなにお会いすることもないから…」
松本「上にめちゃめちゃ白鵬関の写真が飾ってあるしね(笑)」
一同「(笑)」
二宮「(ポーズをいくつか再現しながら)いろんな白鵬関…」
松本「こんなにポーズあるんだ、ってね(笑)」
櫻井「新鮮でしたね」
二宮「毎年当たり前のように違うことをやっているので、“慣れる”ということが、まず僕らには存在しないことなのかなと思っています。見る側としては、マラソンやチャレンジ企画、ダーツの旅などのコーナーがあってといういわゆる“形”があるんじゃないかと思ってるかもしれないけれど、やっている側は一切そういうことはなく、新鮮味を持ってできているっていうことが『24時間テレビ』の魅力なんじゃないかなと思います」
松本「僕もまったくないですね。なぜなら、走ってもいないですし。という意味で、僕より疲れている人とか僕よりいっぱいこの夏稽古してパフォーマンスに臨んだ人がたくさんいると思うので、その人たちを差し置いて『俺、疲れたな』と思うことは一切ないですね」
大野「そうですね、僕もそこまでの変化はないですけど。初めてメインパーソナリティーをやらせていただいた時に意外と、24時間って長いようで、こうやって起きていろいろ動いているとあっという間に感じた印象だったんです。今回もそれでしたね。6年ぶりでしたけど。だから、結構いろんなことを集中していたんだなという感じがしましたけどね」
相葉「やっている時は全然変わらないですね。終わってちょっと足痛いかなって、それぐらいなもんで、別に僕が走っているわけでも何でもないし、もっとつらい人はたくさんいるので…全然変わらないです!」
──相葉さんは「ドラマスペシャル 絆のペダル」で主演を務められましたが、いかがでしたか?
相葉「そうですね。実話なので、宮澤崇史さんの“負けても負けても立ち上がってくる”という精神は格好いいなと思いながら、刺激を受けつつやらせてもらいました」