〔熱中症〕8月19日から8月25日の7日間で3227人搬送、搬送者数は先週より大幅減

総務省消防庁は27日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
8月19日から8月25日の7日間における全国の救急搬送者数は3227人で、前週(7338人)に比べて4111人減少し、前年同期(4903人)と比べて1676人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は1人で、前週(7人)に比べて6人減少しました。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は61人で、前週(131人)に比べて70人減少しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が1652人で、全体の51.2%を占めています。
発生場所別では、住居が1349人と最も多く、全体の41.8%を占めています。
また、都道府県別では、大阪府が322人と全国で最も多く、次いで東京都が274人、愛知県が263人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2019/8/19~8/25・速報値)
・救急搬送者数:3227人
※前週比4111人減、前年同期比1676人減

<日別>
・8/19(月):690人
・8/20(火):537人
・8/21(水):716人
・8/22(木):529人
・8/23(金):197人
・8/24(土):286人
・8/25(日):272人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :1人
・重症 :61人
・中等症:1051人
・軽症 :2068人
・その他:46人

<年齢別>
・18歳未満:285人
・18~65歳:1290人
・65歳以上:1652人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):1349人
・工事現場や工場などの仕事場:495人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):83人
・教育機関:107人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):280人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):327人
・道路:453人
・その他:133人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・大阪府 :322人
・東京都 :274人
・愛知県 :263人
・神奈川県:229人
・埼玉県 :172人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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