NHK BSプレミアムで9月8日スタートの連続ドラマ「盤上の向日葵」(日曜午後10:00)に、山寺宏一と加藤一二三が出演することが分かった。
同作は作家・柚月裕子氏による同名小説を千葉雄大主演で連ドラ化したもので、将棋界に彗星(すいせい)のごとく現れ、タイトル戦に挑む異端の棋士・上条桂介と、発見された白骨遺体とともに埋められていた名駒の謎が交差する中で、過酷な運命を背負って棋士の頂点を目指した青年の半生をあぶりだしていく。
情報ワイド番組MC役の山寺は「役作りの参考にするために情報ワイド番組をたくさん見るようにしました。子ども番組のMCは長年やっていたんですが、だいぶ勝手が違うので(笑)。出演はドラマの冒頭のシーンからということもあり、とてもプレッシャーを感じました」と意外な心境を告白。加藤との共演には「初めてのドラマ出演だと伺っていたんですが、堂々たる演技で驚きました。僕がテストの時、台本にない質問をアドリブてふっても見事に即答。さすが本物は違います」と舌を巻いている。
一方、将棋の専門家として本人役で出演する加藤は「私は20歳の時に大山名人の名人戦に第一局で勝ったんです。第一局で勝った時は新鋭棋士がタイトル保持者に勝ったということでニュースになりまして、そのころのことを収録中にふと思い出しました」と懐かしそう。また、ドラマに関して「将棋の対局の風景とかトークの展開がリアルで、とても迫力があると思います。将棋ファンにとっては非常に楽しめる番組ではないかと思います」と太鼓判を押した。