ラグビーW杯日本代表いよいよ29日発表 兵庫勢の山中、徳永ら猛アピール

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果敢なランプレーで首脳陣の評価が高まっている山中(右)

 来月開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に臨む日本代表メンバー31人が29日に発表される。

 北海道網走市で合宿中の41人には、神戸製鋼からFB山中亮平、CTBラファエレ・ティモシー、プロップの中島イシレリと山下裕史、WTBアタアタ・モエアキオラが名を連ね、兵庫県出身のフランカー徳永祥尭(東芝、関学大出)とCTB梶村祐介(サントリー、報徳高-明大出)もいる。桜のジャージーを懸けたサバイバルは最終盤に入った。

 神鋼勢では、山中とラファエレが代表争いで優位に立つ。

 大型SOとして注目されながら2011、15年とW杯代表入りを逃してきた山中だが、昨季のFB転向が転機となった。スーパーラグビー、サンウルブズでのプレーが評価され、夏の宮崎合宿でも猛アピール。網走合宿は主力組に入り、W杯前最後のテストマッチとなる南アフリカ戦(9月6日)に向けた戦術練習でも、鮮やかな突破が目を引いた。「ランプレーや10番(SO)とのコネクション(連係)はいいところを出せた。絶対に(W杯メンバーに)入りたい」と意気込みを示す。

 今季コカ・コーラから移籍したラファエレも、W杯前哨戦のパシフィック・ネーションズカップ(PNC)全3戦で先発して2試合でトライを挙げ、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチの信頼は厚い。ナンバー8から転向したトンガ生まれの中島は、恵まれたサイズで控えプロップの地位を狙う。今季東海大から加入したモエアキオラは、スーパーラグビーのチーフスでの活躍が評価につながるか。

 2大会連続のW杯出場を目指す山下はPNCに出場できず、網走合宿でも非主力組が定位置だった。33歳のベテランは「フラストレーションはあるが、文句を言う年でもない。チーム練習に入れた時に100点を出すだけ」と覚悟を決めてきた。

 兵庫県出身者の2人も運命の時を待つ。

 リオデジャネイロ五輪7人制代表の徳永はPNCトンガ戦で体の強さを示し、今合宿はけが人の影響もあって主将のリーチとコンビを組む場面が増えた。最後の全体練習となった27日もセットプレーで体を張り続け「疲労はたまっているが、けがなくやり切れたことが一番」と充実した表情で手応えを示した。

 一方、PNCでメンバー外だった梶村は厳しい立場ながらも「どんなにきつい練習でも運動量多く、状態の良さはアピールできたと思う。どちらに転んでも後悔はない」と腹をくくった。(山本哲志)