仲間と甲子園「一生の宝」 高岡商主将ら来社

甲子園での戦いを振り返る(左から)荒井、森田、吉田監督と飯田部長=北日本新聞社

 第101回全国高校野球選手権で16強入りした高岡商主将の森田朝陽とエース投手の荒井大地(ともに3年)、吉田真監督が27日、北日本新聞社を訪れ、甲子園での熱戦を振り返った。

 森田は接戦を制した1、2回戦について「県民の声援を受け、苦しい展開でも勝つことができた」と感謝。敗れた3回戦も「持てる力は全て出し切った」とした。3試合とも先発した荒井は「甲子園で2勝し、仲間と野球ができたのは一生の宝」と話した。2人とも大学へ進む予定という。

 吉田監督は選手たちを「県大会も含め一戦ごとに気付きや学びを得て、大きく成長してくれた」とねぎらった上で「全国でも打力はある程度通用する。課題は投手力」と述べた。飯田悠部長が同行した。

 高岡商は1回戦で石見智翠館(いわみちすいかん)(島根)を延長十回の末に6-4で下し、2回戦は神村学園(鹿児島)に4-3で競り勝った。3回戦で、優勝した履正社(大阪)に4-9で敗れた。

© 株式会社北日本新聞社