ジャイアンツ 有望株・デュボンを昇格 ジェネットがウエーバーへ

日本時間8月28日、ジャイアンツは一連のロースター変更のなかで、7月末にブリュワーズから獲得した有望株、マウリシオ・デュボンをAAA級サクラメントからメジャーへ昇格させたことを発表した。デュボンはホンジュラス出身の25歳で、今年7月にメジャーデビューを果たしたばかりである。また、デュボンと同じく7月末のトレードでジャイアンツに加入したスクーター・ジェネットがロースターから外れ、ウエーバーに置かれたことも明らかになった。

デュボンは7月末のトレードで、ジャイアンツがドリュー・ポメランツとレイ・ブラックの2投手をブリュワーズへ放出した見返りとしてジャイアンツに加入。移籍後はAAA級サクラメントで25試合に出場して打率.323、4本塁打、OPS.876の好成績を残し、メジャー昇格を勝ち取った。ブリュワーズ時代と合わせ、今季のAAA級での成績は123試合で打率.302、20本塁打、OPS.822。メジャーでは日本時間7月8日と同13日にいずれも代打で起用され、合計2打数ノーヒットに終わっている。

ジャイアンツのブルース・ボウチー監督によると、デュボンは正二塁手として活躍中のドノバン・ソラーノ、不動の正遊撃手であるブランドン・クロフォードと出場機会を分け合いながら、メジャーでの実戦経験を積んでいく予定だという。ソラーノは今季ここまで打率.335(182打数61安打)の好成績をマークしており、クロフォードはゴールドグラブ賞3度の実績を誇る名手だが、この両選手を相手にデュボンがどのようなプレイを見せるか注目したい。

一方、昨季レッズで打率.310、23本塁打、OPS.847の好成績をマークしたジェネットは、移籍後の21試合で打率.234、2本塁打、OPS.644に終わり、昨季の輝きを取り戻せないままジャイアンツを去ることになった。ボウチーによると、今回のロースター変更は、ポストシーズン進出を狙えるチームでのプレイを希望したジェネットの意向も部分的に反映されているようだ(8月末までにロースターに登録されればポストシーズン出場資格が与えられる)。

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