「犯人が繋がっていたのは山口真帆」報道の真偽は“なぜ警察は事件化しなかったのか”に全てがある

山口真帆公式ツイッターより

8月27日、5月にNGT48を卒業した山口真帆さん(23)がメディアに復帰しました。

山口さんは『Skyrocket Company』(TOKYO FM)に生出演。パーソナリティーのマンボウやしろさん(43)相手に女優を目指して頑張っていることや、9月17日に初写真集『present』を発売することを報告。「今の私を見てほしい」と前向きな発言をされていました。

その同日、文春オンラインにて「《音声公開》『犯人が繋がっていたのは山口真帆」AKS吉成夏子社長が暴露したNGT暴行事件の内幕』という衝撃的なタイトルの記事が配信され、その内容が世間の耳目を集めています。

記事の概要はこうです。8月17日に運営会社「AKS」がNGT48メンバーの保護者に向けて説明会を実施し、その音声データを週刊文春デジタルが入手し、書き起こしたというもの。

保護者会には吉成夏子社長が出席され、以下の様なことを報告されていたとのことです。

・山口さんが卒業公演の時に言っていた会社からパワハラを受けたということは事実無根

・山口さんの事件が不起訴になった点に納得がいっていない

・“他メンバーと犯人が繋がっているという証拠を持っている”という山口さんに証拠を提出してほしいと頼んだが最後まで出してもらえなかった

・被疑者の男性が元々は繋がっていたのは山口さんであると言っている

・事実をはっきりさせ、濡れ衣を着せられている元メンバーの名誉を晴らしたいために犯人グループと民事裁判を行っている

本サイトでは、過去の記事にて編集長の久田将義が、

・山口真帆さんの心のケアを第一に考えなければならない

・それと一番悪いのは調子に乗ったのか暴走したファンである男性グループである

というのを大前提として、「犯人と目された人物が暴行で逮捕されたのにすぐ釈放された」という点が疑問だと指摘していましたが、やはりAKS側、そして吉成社長もその点が腑に落ちていないということが分かりました。

もし吉成社長が保護者会で話したという“犯人と山口さんが繋がっていた”という話が事実だとしたら?

山口さんが主張していた“自分を陥れたNGT内のメンバー4人”というのが存在せず、濡れ衣を着せられているとしたら?

そうなってくると、世間が山口さんに向けていた“悲劇のヒロイン”のイメージは一転してしまうことが予想されます。

「すっかり悪役のイメージがついてしまったNGT48のメンバーは、SNSなどで誹謗中傷の攻撃に晒されているのはもちろんのこと、仕事でも大損害を被っています。荻野由佳さんはアパレルブランド・ヘザーの浴衣モデルを担当したものの、苦情が相次ぎプロモーションを取り下げなければならない事態に発展。また今年6月に新潟県がNGT48と契約終了という決断を下したため、今年9月に県内で開催されるイベントのスペシャルサポーターの仕事を降板せざるを得ない状況になってしまっています。これらが全部、風評被害のために起こった出来事だったとしたら…。誰がどう責任をとるのか、考えるだけでゾッとしますね」(芸能事務所勤務)

AKSと犯人グループの民事裁判にて、今後、どのような事実があきらかにされるのか、気になるところです。(文◎小池ロンポワン)

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