トンネル壁画11年かけ制作 札幌の「白石こころーど」

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完成した「みそらトンネル」のタイル壁画。住民らが思い出を語り合った

 札幌市白石区の自転車歩行者専用道路「白石こころーど」のトンネルで、住民が2009年度から続けてきたタイル壁画制作が今年で終了し、28日に完成式が開かれた。11年間かけて計9カ所のトンネルが明るいアート空間に変わり、式に集まった住民たちは「地域の宝だ」と喜んだ。

 タイル壁画は、トンネル内の落書きをなくそうと住民が始めた。図柄は江別市の彫刻家原田ミドーさん(56)が、区のルーツである宮城県白石市の城や道内の動物をデザイン。タイル張り作業には幅広い世代が参加、交流の場にもなった。トンネルは19あるが、活動の担い手となる町内会員が減ったことなどから、9トンネルで制作を終えることにした。

 最後の壁画制作は、南郷通15南の「みそらトンネル」で17~26日に行われ、小中学生ら延べ約360人が参加。縦約2メートル、横約14メートルの壁に地域のキャラクターが花畑で遊ぶ様子を描いた。同トンネルで開かれた完成式には、長年制作に携わった住民や区役所の担当職員ら約20人が集まり、思い出を語り合った。