今週末、ノースロンドンダービーで激突するアーセナルとトッテナム。
今回は、両チームへの移籍が噂されたものの、実現しなかったケースを調べてみた。
マウコン
2018年夏にボルドーからローマへの移籍が発表された後、バルセロナがハイジャックしたことで大きな話題になったマウコン。
その前の2018年冬に、アーセナルとトッテナムが彼に関心を寄せていた。
当時のアーセン・ヴェンゲル監督は「通常なら彼はシーズン末まで(ボルドーに)残るだろうが、見てみようじゃないか」と語っていたのだ。
さらに、バルサで出場機会を失った後の2019年冬にも、アーセナルとトッテナムはローン移籍でマウコン獲得を狙っていたとか。
ただし、2年連続で噂は噂に終わり、彼は1年でバルサを去りロシアに移籍することを選んだ。
ギャリー・ケイヒル
この夏に長年過ごしたチェルシーを退団して、クリスタル・パレスに移籍したケイヒル。
彼がチェルシーに移籍する1年前の2011年にトッテナムとアーセナルが獲得を狙っていた。
アーセナルは2度もオファーを送るも、安すぎて話にならないと拒絶されてしまう。一方のスパーズは移籍期限ギリギリまで獲得を狙っていたものの成立せず。
当時のレドナップ監督は「ケイヒルを狙っていたが到達できなかった。会長も懸命に努力してくれたが、難しい取引だった」などと吐露している。
アレシャンドレ・パト
2013年末、トッテナムとアーセナルがパト獲得を狙っていると報じられた。
当時の彼はミランからコリンチャンスに移籍して母国へ復帰。スパーズは2013年夏にも獲得を狙っており、冬に再び獲得に乗り出すとされていた。そして、アーセナルも興味を示していたとか。
パト自身も「トッテナムは僕の移籍についてコリンチャンスに問い合わせてきた」と交渉があったことを明かしたが、最終的には残留を決断。
その後、2014年2月にサンパウロ、2016年1月にチェルシーにローン移籍している。
フロリアン・トヴァン
2015年に移籍したニューカッスルでは失敗したものの、マルセイユ復帰で再ブレイクしたトヴァン。
2011~2013年に所属していたバスティア時代にアーセナルが獲得に乗り出している。ただ、ジレ・グリマンディによれば、移籍金で折り合えず破談になったとか。
その後、2014年冬のデッドラインデーにスパーズが獲得に乗り出すも失敗している。
ダニ・アウヴェス
この夏、PSGを退団してフリーになったアウヴェス。
かつての恩師ペップがいるマンチェスター・シティだけでなく、アーセナルとトッテナムへの移籍説も浮上した。
それぞれシュテファン・リヒトシュタイナーとキーラン・トリッピアーという右サイドバックが退団。後任として、うってつけの存在にも思えた。
だが、プレミアリーグ参戦はついに実現せず。36歳になったアウヴェスは母国復帰を選び、サンパウロへと移籍。新天地では10番を着け、中盤で起用されている。