長崎工高定時制建築科 2級土木施工管理技術検定の学科試験に全7人合格 「教え合い みんなのおかげ」

学科試験に合格した生徒たち=長崎市、県立長崎工業高

 長崎県立長崎工業高定時制(梅野剛校長、56人)建築科の4年生7人全員が、国家試験「2級土木施工管理技術検定」の学科試験に合格した。同試験の学年全員の合格は同校で初めて。
 「2級土木施工管理技士」は、土木工事の施工計画を作成し、現場での工程管理や品質管理、安全管理などを適切に実施するために必要な資格。学科試験は17歳以上が受験可能で、合格後、一定の実務経験を積むと実地試験を受けられる。
 本年度の学科試験は6月にあり、全国で1万2156人が受験。合格率は61.9%だった。
 7人は休日や放課後の補習で過去の試験問題などに積極的に取り組んできた。井上竜之介さん(21)は「努力すれば結果がついてくると自信になった。お互いに教え合いながら勉強したので、みんなのおかげ」と振り返った。

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