支店全体で情報共有、特殊詐欺被害防ぐ 横浜銀行鶴ケ峯

 息子を装った特殊詐欺被害を未然に防いだとして、旭署はこのほど、横浜銀行鶴ケ峯支店(横浜市旭区)に感謝状を贈った。

 署によると、1日に同支店を訪れた90代の男性が、窓口の行員に「リフォーム費用で500万円を口座から引き出したい」と相談した。高額の引き出しを不審に感じた行員が上司らに報告。事情を聴いたところ、男性が「息子から会社の金を使い込んでしまったので、現金が必要という電話があった」と話したため、署に通報した。

 支店全体で情報を共有し、被害を防いだとして、佐藤修署長から同支店を代表して感謝状を受けた前田京子課長代理(49)は「今後も声掛けや情報共有を徹底して、お客さまの大切な資産を守りたい」と話した。

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