レッズ・アキーノがメジャー新記録とリーグタイ記録を樹立

日本時間8月2日のメジャー昇格以降、快調なペースで本塁打を量産しているアリスティデス・アキーノ(レッズ)が、日本時間8月29日に敵地マーリンズ・パークで行われたマーリンズ戦の初回に13号先制3ランを放ち、チームの勝利に貢献。アキーノはこの一発で「メジャー新記録」と「リーグ新人タイ記録」の2つの記録を樹立した。

アキーノは、この日の第1打席がメジャー通算100打席目。レッズは初回にマーリンズ先発のサンディ・アルカンタラからジョーイ・ボットーの四球、エウヘニオ・スアレスのヒットで一死一・二塁のチャンスを迎え、アキーノが左翼ポール際に先制の13号3ランを叩き込んだ。

「modern era」と呼ばれる20世紀以降のメジャーリーグにおいて、通算100打席で13本のホームランを放ったのは史上初。アキーノは、通算13本塁打到達までの歴代最速記録を樹立した。なお、アキーノ以外に通算100打席以内で12本のホームランを放ったのは、2017年のリーズ・ホスキンス(フィリーズ)と今季のウィル・スミス(ドジャース)の2人だけである。

また、アキーノはこの一発が今月13本目のホームランとなり、コディ・ベリンジャー(ドジャース)が2017年6月にマークした「月間13本塁打」のナ・リーグ新人記録に並んだ。メジャー全体での新人月間本塁打記録は、1937年8月にルディ・ヨーク(タイガース)がマークした18本塁打だが、レッズは今月残り3試合となっており、こちらの記録更新は難しそうだ。

今季のアキーノは、初挑戦となったAAA級で78試合に出場して打率.299、28本塁打、53打点、OPS.992と猛打を発揮。AAA級インターナショナル・リーグの新人王に選出された。メジャー昇格後の26試合でも打率.315、13本塁打、29打点、OPS1.165と驚異的な活躍を続けており、来季以降も含め、この勢いがどこまで続くか注目したい。

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