魚津電気ビルが完成 北電新川支店など入居

完成した魚津電気ビル=魚津市江口

 魚津電気ビルの落成式が29日、魚津市江口の同ビルで行われ、関係者が完成を祝った。北陸電力新川支店などが入居し、9月24日から業務を始める。

 同市新金屋にある新川支店の建物が築60年ほどで老朽化が著しかったことなどから、北電グループの北電産業が同ビルを建設。北電の新川水力センターや北電パートナーサービス魚津工務事業所なども入る。

 鉄骨3階建てで、別館などを含めた延べ床面積は7880平方メートル。電気の安定供給を維持する防災拠点として、耐震のグレードは建築基準法規定の1.5倍以上とした。外観はシルバーが基調で、門構え部分には埋没林をイメージした焼き杉を張った。エントランスの吹き抜け部では県産材でたてもんを再現し、天井は蜃気楼(しんきろう)を表現した。

 式には53人が出席。北電産業の堀田正之社長が「地元の皆さまに愛されるビルになればと思う」、北電の金井豊社長が「信頼され、選択されるグループを目指し業務に精励する」とあいさつ。村椿晃魚津市長らが祝辞を述べた。

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