うまく歌うには「息を吸うタイミングを決める」 ボイストレーナーがコツを伝授

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J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は夏の特別企画として、リスナーからの音楽に関する疑問を人気ミュージシャンや音楽プロデューサーなど、専門家たちが解説。

特集3日目となる8月28日(水)のオンエアでは、「歌が上手くなるにはどうしたらいい?」というリスナーからの質問を紹介した。回答者は、Suchmos、SANABAGUN.、WONK、Nao Kawamuraなどのコーラスを務めるボイストレーナーの大坂朋子。

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【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月4日28時59分まで)

■自分の“声の個性”を愛する

自分に聞こえている歌声と他人への聞こえ方は違う。これを同じにするのは無理だ。

大坂:他の人は空気の伝達で振動が伝わりますが、自分は骨の振動と耳から入ってくる空気の振動がダブルになる。それが一番大きな原因です。

自分の声を好きになれない人でも、誰かの声を真似するのではなく、自分の声を愛する努力をする必要がある。

大坂:例えば、ふわっとした声の人がSuperflyさんのように歌うのは難しくて、限界があります。歌えても、それっぽくはなりません。なので、「その人の声になりたい」という方向にするのではなく、自分の“声の個性”を愛していけるように教えていきます。

自分が好きな曲と自分の声に合った曲は必ずしも一致しないため、カラオケで上手く歌うために自分の声に合った曲を見つけておくことが大事だ。そのためには、自分の声を客観的に分析しなければならない。

大坂:ボイスレコーダーや動画などで、何度も自分の声を客観的に分析する。周りの人に、自分はどんな曲が合っているのかを訊いて、自分の意見と相手の意見の良いところを取っていくのもいいと思います。

■行き当たりばったりで歌わない!

上手に歌うために気をつけるべきポイントは?

・腹式呼吸をする

大坂:大きく分けると呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸があって、歌うときは腹式呼吸が大事です。胸式呼吸をすると肩が上がって肋骨の辺りが膨らむんですが、腹式呼吸をすると肩のあたりはほとんど動かず、お腹の部分が息を吸うと出て、吐くと引っ込みます。まずは、腹式呼吸を無意識でもできるように練習しましょう。仰向けに寝ているときはみんな腹式呼吸なんですけど、立って意識して呼吸をした途端にできなくなるんです。

大坂は、手拍子やメトロノームを使って“4拍かけて吸って4拍かけて吐く”“1拍で吸って3拍で吐き切る”などのトレーニングをしているそうだ。

・ブレスは吸う位置を決めておく

大坂:一般の人は、行き当たりばったりで歌っているんです。全体を見ていないので、最初に勢いよく歌いすぎて疲れてしまい、後半の盛り上げないといけないところで歌えなかったりします。まずは全体を見ましょう。ブレスは息が切れたから吸うのではなく、事前に吸う位置を決めておいて、無意識にそこで吸うくらい体に馴染ませましょう。

裏声も行き当たりばったりで使うのではなく、地声と使い分ける部分を決めておくとムラがなくなる。「裏声と地声を行き来するときは音程が狂いやすいけど、正確性が出てきます」とアドバイスした。

オンエアでは、ボイストレーニングの定番曲として大坂がセレクトした秦 基博の『ひまわりの約束』を流した。バラードはその人のテクニックがよく表れるため、ごまかせないのだそうだ。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/