プロファーが3安打3打点 アスレチックス乱戦制す

【アスレチックス9-8ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

アスレチックスは、ジュリクソン・プロファーが17号2ランを含む3安打3打点の活躍を見せるなど、打線が14安打9得点と活発に機能。先発のクリス・バシットが5回途中5失点(自責点3)で降板するなど、ロイヤルズに8点を奪われたものの、9対8で接戦を制した。2番手として登板し、1回1/3をパーフェクトに抑えたユスメイロ・ペティートが今季4勝目(3敗)、5番手のリアム・ヘンドリックスが今季17セーブ目をマーク。一方、敗れたロイヤルズは、打線が11安打8得点と奮起したものの、先発のグレン・スパークマンが5回途中7失点と崩れ、今季10敗目(3勝)を喫した。

1回表にプロファーの押し出し死球で先制したアスレチックスは、直後の1回裏にホルヘ・ソレアーの37号2ランで逆転を許したものの、4回表にプロファーの17号2ランなどで3点を奪って逆転に成功。5回表にも3点を追加して主導権を握り、最終的には9対8で逃げ切った。勝敗を分ける9点目は思わぬ珍プレイから生まれ、9回表一死二・三塁のチャンスでコーバン・ジョセフが放ったファウルフライを三塁チェスラー・カスバートが好捕。しかし、捕球後に身体が三塁側ダグアウトに入ってしまい、ルールに従って走者の進塁が認められ、三塁走者のセス・ブラウンが9点目のホームを踏んだ。このルールを知っていたブラウンに対し、カスバートはルールを知らなかったという。しかし、ロイヤルズのネッド・ヨスト監督は「あれは野球選手の本能だよ。彼は精一杯のプレイをしてくれた」とカスバートを責めることはしなかった。

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