カブスがカラティーニの2本塁打でデグロムを撃破

【カブス4-1メッツ】@シティ・フィールド

カブスは、本職は捕手ながら「5番・一塁」で先発出場したビクトル・カラティーニがメッツ先発のジェイコブ・デグロムから2本塁打を放ち、チームの全4得点を叩き出す大活躍。伏兵の活躍で難敵を攻略して4対1で勝利し、敵地シティ・フィールドでのメッツ3連戦をスイープした。カブス先発のジョン・レスターは6回5安打1失点の好投で今季11勝目(9敗)。7回裏を2番手のタイラー・チャットウッド、8回裏を3番手のブランドン・キンツラーが無失点に抑え、最終回を三者凡退で締めくくった4番手のクレイグ・キンブレルが今季13セーブ目をマークした。一方のメッツは、デグロムがカラティーニの2本塁打に沈み、今季8敗目(8勝)。ワイルドカード獲得を目指すなか、痛恨の被スイープとなった。

先発のレスターが初回にJ.D.デービスの18号ソロでメッツに先制を許したカブスだったが、直後の2回表にカラティーニが同点の8号ソロ。カブスはその後、デグロムの前にヒットすら打てない状況が続いたものの、7回表一死からクリス・ブライアントとハビアー・バイエズの連打で一・二塁のチャンスを迎え、カラティーニがライトへの9号3ランを放って勝ち越しに成功した。ナ・リーグ中部地区首位のカージナルスはこの日試合がなかったため、2位カブスは首位まで1.5ゲーム差に接近。主砲のアンソニー・リゾーが背中の故障により欠場を続けるなか、代役として一塁に入ったカラティーニが見事な活躍を見せ、カブスは難敵・デグロムを相手に大きな1勝を手に入れた。

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