マーリンズ延長戦制す 新人・ラミレスがサヨナラ弾

【レッズ3-4xマーリンズ(延長12回)】@マーリンズ・パーク

マーリンズは、3対3の同点で迎えた延長12回裏に、レッズ6番手のライセル・イグレシアスから新人ハロルド・ラミレスが8号ソロを放ち、劇的なサヨナラ勝ち。今年5月にメジャーデビューを果たしたラミレスは、早くも今季3本目のサヨナラ打となった。マーリンズ先発の新人ロバート・ダガーは、残念ながら勝利投手にはなれなかったものの、7回3安打2失点(自責点0)の快投を披露。5番手として登板し、延長11回からの2イニングを無失点に抑えたタイラー・キンリーが今季3勝目(1敗)をマークした。一方、敗れたレッズは、3安打3打点の活躍を見せたアリスティデス・アキーノ以外の打者が合計36打数3安打と沈黙。サヨナラ被弾のイグレシアスは今季10敗目(2勝)を喫した。

マーリンズにサヨナラ負けを喫したレッズだが、「4番・ライト」で先発出場したアキーノは、初回に先制の14号2ラン、8回表に同点タイムリーを放つなど、5打数3安打3打点の大活躍。覇気のない打線のなかで孤軍奮闘した。アキーノの今季14号アーチは、同時に今月14本目の一発でもあり、2017年6月にコディ・ベリンジャー(ドジャース)がマークした月間13本塁打のナ・リーグ新人記録を更新。また、1962年8月にフランク・ロビンソン、1999年9月にグレッグ・ボーンがマークした月間14本塁打の球団記録にも並んだ。メジャー新人記録は1937年8月にルディ・ヨークがマークした18本塁打、メジャー記録は1998年6月にサミー・ソーサがマークした20本塁打となっており、今月残り2試合でこれらの記録を更新するのは至難の業だが、少なくともアキーノが今月見せた猛打はフロックではなさそうだ。

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