バーレー自転車用ベビーカーが「キッズデザイン賞」を受賞

安全性にこだわり、高品質な自転車用ベビーカーを製造する「Burley design(以下バーレー、本社 アメリカオレゴン州ユージーン)」の日本での販売元を務めるライトウェイプロダクツジャパンは、バーレーの自転車用ベビーカーが第13回「キッズデザイン賞」を受賞したと発表した。

キッズデザイン賞は、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・空間・サービス・活動・研究の中から優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に創設された。子ども用にデザインされたものはもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべてが対象となる。

【今回の受賞対象】
部門 : 子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門
商品 : バーレー自転車用ベビーカー

【自転車用ベビーカーとは?】
自転車でけん引する子供を載せられる車両を「自転車用ベビーカー」と呼んでいる。自転車の後ろ車軸にバーを装着し、主に2輪の車両をけん引する。
主な特長は以下のとおり。
\- 左右の2輪で支え、重心が低いため、転倒の可能性が極めて低い。自転車のバランスを崩しにくい。
\- 着座位置が低いので、子供が自分で乗り込める。そのため乗降時の事故が少ない。
\- 子供のほかにも荷物を積んで牽引ができる。自転車だけでは運べない荷物も運べる。

アメリカを中心に1980年代より普及が進んだ「自転車用ベビーカー」。昨今の安全意識の高まりにともなって、日本でも注目を集めている。バーレーの製品は、けん引時に月齢12ヵ月から身長が約105cmぐらいまでの子供が乗車できる。

【課題の着眼点】
保育園・幼稚園への送り迎え、お買い物など、主に未就学児と移動をする場合の安全性を高めていくことを課題とした。自転車は、2輪という特性から転倒の危険性があり、また乗員が露出している。さらに子供と多くの荷物を一度に運ぶと、重量が大きくなりバランスを崩しやすくなる。

【課題へのアプローチ】
・子供2名分のシート・シートベルトを備えている。
・大径のエアタイヤ2輪を装着し、走行安定性に優れている。
・単独で自立し、低い着座位置のため、子供が自分で乗り込んでも安定している。
・自転車の操縦に影響が少なく、万一自転車が転倒しても本体は転倒しにくいジョイントを採用
・アルミフレームやカバーなど、万一の事故に備える堅牢さ
・子供が寝てもふらつかない

これらのポイントが評価され、「キッズデザイン賞」を受賞した。「バーレー」は、今後とも子供の安全のための製品を作り続けるブランドを目指していく。

特定非営利活動法人 キッズデザイン協議会

バーレー自転車用ベビーカー日本語公式ページ

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