農水省概算要求、木質耐火部材の活用や非住宅の木材利用を推進

 農林水産省の2020年度予算概算要求は、2兆7307億円で、2019年度当初予算比18.2%増だった。林業の成長産業化と「林業イノベーション」の推進に同32.5%増の163億円を計上した。

 都市の木造化に向けた木質耐火部材等の利用促進事業を新たに創設、要求額は5億4600万円。

 中高層建築物を中心としたCLT等の木質建築物部材の利用促進に同1.4%増の6億6100万円、民間主導の木造公共建築物等の整備推進に同25%増の5000万円、木造住宅の輸出等の促進等に同20.9%増の1億1000万円を盛り込んだ。民間セクターによる非住宅建築物等の木材利用促進に向けては、同3倍超となる2億7500万円を要求した。

 税制改正では、山林関連所得の20%控除等の2年間延長を求めた。

※初出時に誤りがありました。お詫びします。

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