〔浅間山〕26日以降噴火なし、地震活動も少ない状態(8/30)

気象庁地震火山部は30日16:15、群馬・長野両県にまたがる浅間山について、定例の「火山の状況に関する解説情報」を発表しました。
浅間山では26日以降、噴火は発生していません。山体浅部を震源とする地震は少ない状態で、深部からのマグマ上昇を示す山体深部を震源とする地震の増加や地殻変動は観測されていないことから、中噴火が発生する可能性は低いと考えられますが、8月7日、25日と小噴火を繰り返していることから、しばらくの間は火山活動の推移に注意する必要があるとしています。

【浅間山における噴火の規模の定義】
・中噴火:山頂火口から概ね4km以内に噴石飛散させる噴火(稀に噴石が概ね4kmを超えることがある)
  2004/09/01 噴石が山頂火口から約2.7kmまで飛散
  1973/02/01 噴石が山頂火口から約2kmまで飛散、火砕流が約1.5kmまで到達
  1958/11/10 噴石が山頂火口から約3kmまで飛散、火砕流が約3kmまで到達

・小噴火:山頂火口から概ね2km以内に噴石飛散させる噴火
  2019/08/07 噴石が山頂火口から約200mに飛散
  2009/02/02 噴石が山頂火口から約1kmに飛散
  1982/04/26 噴石が山頂火口から約1kmに飛散、火砕流が約1kmまで到達

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