アメリカに限らず海外に支社や支店のある企業であれば、ローカライズは1つの重要な課題かと思います。それは人材採用や勤務体系などのHR系の場合もあれば、販売ルートや提携企業など営業的なことを指すこともあります。ウェブサイトのローカライズはマーケティング戦略の一環と考えることができます。
アメリカでビジネス展開する企業であれば英語版のウェブサイトがあることは当然ですが、よく日本の本社のホームページをそのまま英訳しただけのページを見かけます。翻訳会社は文法的に完璧な英語は作ってくれますが、それだけではローカライズされたウェブサイトとは言えません。本当の意味で“アメリカ向け”のページにするにはもっとマーケティング的な視点が必要となってきます。
ウェブサイトをアメリカナイズする時のチェックポイントは3つあります。
1.誰に向けたページなのか?
アメリカにおいて、それは誰向けのブランドなのか、誰にこのページを見て欲しいのか、その人たちに何を伝えどう行動してほしいのか。ターゲット層が日本とは異なる場合、例えば日本ではB to C商品が主力でもアメリカではB to Bがメインであれば、発信すべきメッセージや重視すべきコンテンツは変わってくるはずです。
2.アメリカ的なデザインとコピーライティングになっているか?
日本のウェブページは情報過多になりがちです。プレゼンテーション資料などもそうですが、商品やサービスの特長から詳細な解説、スペック、背景、注釈までなんでも詰め込みます。アメリカのウェブサイトはもっとシンプルで感覚的です。もちろん業種にもよりますが、画像と余白をうまく使い、ポイントを端的に伝え「なんか良さそうだな」と直感的に思ってもらい、問合せや購入などのアクションにつなげることを重要視しています。
3.SEO対策は意識されているか?
日本語のウェブページをそのまま英訳した場合は特にSEO対策が見過ごされがちです。大切なキーワードが使用されているか、それらがタイトルタグにも使われているか、またそれらのキーワードがアメリカで一般的な単語にきちんと変換されているかを確認する必要があります。例えば、“ノートパソコン”はアメリカではLaptopですね。Note PCでも通じないことはないですが、Laptopのほうが圧倒的にナチュラルです。“サラリーマン”などの完全な和製英語をそのまま使うことは無いとしても、意味が通じるからと言ってカタカナをそのまま英訳するのはNGです。
自社のウェブサイトが正しくローカライズされているかどうかの参考にしてみてください。Legitalでは現地のWebデザイナーやネイティブのコピーライターと協働し、アメリカ市場向けのウェブサイトを制作するお手伝いをしています。ぜひお気軽にお問合せください。
“アメリカでのWebマーケティングの秘訣💡”
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