素面でBBQ?【私鉄に乗ろう92】一畑電車 その13

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駅名標。1928年(昭和3年)開業。「出雲国33観音霊場第29番札所 高野山 真言宗 金寶山」と案内があります。平均乗車人員は、41人/日(2015年 一畑電車調べ)。朝日山登山道の入口があります。一畑電車のホームページによれば、

「朝日山は山全体が朝日寺の境内であり、出雲国風土記によれば、宍道湖の北側の朝日山、大船山と、宍道湖の南側の茶臼山と仏経山が、「神名樋山(かんなびやま)」と呼ばれ、古代の人々が宍道湖を船で往来する際の目印になったといわれています。」

駅舎の屋根下に駐輪場、何かホッコリする絵が飾ってあります。駅舎の隣はトイレ。出入口もある様です。

長江駅を出ると、宍道湖畔を離れて、内陸に入ってゆきます。線路脇に水路/川の様です。水鳥が多い。

地図では水路/川の向こう側には道路、その向こうに島根県運転免許センターがあります。

水路/川はここで暗渠になっちゃうみたいです。線路は右にカーブ。

またまた、イキナリ、駅です。長江駅からは1.3kmで朝日ヶ丘駅。大きな屋根の駅舎が見えます。島根県の鉄道駅では最北端にあります。

駅名標。列車の窓ガラスに反対側や天井の明かりが映り込んでいます。1988年(昭和63年)住宅団地開発にともなって開業された比較的新しい駅です。それでも20年経ってます。平均乗車人員が、236人/日(2015年 一畑電車調べ)というのは、住宅団地の他に、島根県東部運転免許センターと松江市立湖北中学校があるからでしょう。

それよりも駅のすぐ北に「古曽志古墳公園」というのがあります。古墳公園? 一畑電車のホームページに答えがありました。

「この辺一帯には大小の古墳群があり、復元された前方後円墳は、出雲地域最大の勢力を持っていた首長の墓と言われています。」

地図を見るとその東に「丹花庵古墳」もあります。さらに

「駅から東へ約1kmの踏切近くは、出雲神話において「天照大神(あまてらすおおかみ)」の使いで出雲の國の「大国主命(おおくにぬしのみこと)」の元へ向かう「猿田彦命(さるたひこのみこと)」を「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」が案内のために迎えに打ち出たところから「打出浜」と言われています。」

なのだそうです。神戸の芦屋にも打出浜があったと思います。というか全国にあるのかもしれませんが、出雲の地は神話の重みがありますね。

駅舎はガラスばり。駅前は道路だけです。

駅の南側には湖北ファミリー農園が広がっています。松江市民のための施設。32㎡が年間13,152円、ちょっと不思議な料金設定です。月1000円+消費税8%なら12,960円ですから。園内には複数の水道施設があって家庭菜園には好適。

屋内休憩棟があります。BBQスペースもあって収穫した新鮮野菜を楽しめます。手前は駐車場、芝生は多目的スペース。素晴らしい!

ただしアルコールは禁止です。素面でBBQ? 健康的で良いですが、大人はいささかシラケそうです。(笑)

だいぶ終点が近づいてきました。【私鉄に乗ろう92】一畑電車 その14 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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