大嘗祭前に特別儀式 青年神職、皇室の繁栄や令和時代の安寧を祈る

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東方遙拝所から皇居の方角を拝む神職=長崎市上西山町

 天皇陛下の皇位継承に伴う重要祭祀(さいし)として11月に催される「大嘗祭(だいじょうさい)」に先立ち、長崎県内各地をはらい清めようと、県内の45歳以下の神職で組織する「県神道青年会」は30日、長崎市上西山町の県神社庁で、特別な大祓(はらえ)式「天下大祓」を執り行った。

 同会によると、天下大祓は天皇陛下が即位する年だけの特別な儀式で、7世紀後半の天武天皇の時代から続いている。今回は全国組織の神道青年全国協議会が主催し、各都道府県で30日正午に同時実施した。

 県神社庁の大祓には11人が参加。人の形をした紙に息を吹き掛けるなどして自らの身を清めた後、建物の外もはらった。最後は神社本庁横の東照宮内に設けられた「東方遙拝(ようはい)所」から皇居に向かって拝礼し、皇室の繁栄や令和時代の安寧(あんねい)を祈った。

 岩松正高会長(40)は「大嘗祭に向けて清めることができ、身が引き締まる思い。天皇陛下の一世一代の祭祀を皆でお祝いしたい」と話した。

 大嘗祭は天皇陛下の即位後最初の新嘗祭(にいなめさい)。11月14日から15日にかけて皇居・東御苑で催される。